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平和記念公園設計競技応募作品の公表について

ページ番号:0000356361 更新日:2023年10月23日更新 印刷ページ表示
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​令和5年(2023年)10月 23日(月曜日)
企画総務局公文書館
館長:椎木  明史
電話:243-2583
内線:89-400

平和記念公園設計競技応募作品の公表について

~平和記念公園等の設計競技(コンペ)の応募作品原本が発見されました~

 昭和24年(1949年)に広島市が行った平和記念公園及び平和記念館の設計競技(コンペ)の応募作品原本が発見され、この度その複製を当館で公開することになりました。

1 応募作品発見の経緯

 広島市が昭和24年(1949年)5月20日から7月20日の間、中島地区を平和記念公園として整備するため、平和記念公園及び記念館の設計案を公募したもので、応募点数145点のうち、東京大学の丹下健三グループ案が一等となりました。
 このコンペに応募された作品145点の原本については、これまで丹下健三グループのものも含め、市役所内及び入賞者等の関係先を調査しましたが、1点も確認できませんでした。
   この度、古川修文元法政大学教授により、建築家・佐藤重夫広島大学名誉教授の御遺族宅に保存されていた同氏が作成し実際にコンペに応募した作品の原本が発見されました。

2 発見された作品の概要

 佐藤重夫氏がコンペに応募した作品
 ⑴ 広島平和記念公園及ビ記念館鳥瞰図(彩色鳥瞰図 原本1,092ミリメートル×789ミリメートル)
 ⑵ 平和記念館設計図(1/600施設平面図・立面図 原本1,099ミリメートル×794ミリメートル)
 ⑶ 配置図(公園内施設配置図 原本1,089ミリメートル×791ミリメートル)

鳥観図「広島平和記念公園及ビ記念館」 

         鳥瞰図「広島平和記念公園及ビ記念館」

3 一般公開

 今回発見された佐藤重夫氏の作品は平和記念公園設計コンペに応募された作品原本としては、現時点では唯一のものとなります。
 コンペ要項にある原爆ドームを残すという市の意図を汲み取り、新しい橋を架け、記念館が川を挟んでドームと対峙する位置に配置されており、後にドーム保存調査や第一次保存工事に中心的な役割を果たされ、自身も建築家としてコンペに応募された佐藤重夫氏の強い思いが伝わる作品となっています。
 今後、戦乱や災害等で破壊された都市の復興研究分野での利活用が期待される第一級の歴史的資料であることから、多くの方に見ていただけるよう、次のとおり展示します。

・展示会名称:広島市公文書館企画展「平和記念公園ができるまで」
・展示期間:令和5年(2023年)10月23日(月曜日)~令和6年(2024年)2月2日(金曜日)
       ※土曜日、日曜日、祝日、12月29日(金曜日)から1月3日(水曜日)までは休館
・展示時間:午前9時から午後5時まで
・展示場所:広島市公文書館7階ロビー及び閲覧室(広島市中区大手町四丁目1番1号 大手町平和ビル7階) 

企画展示「平和記念公園ができるまで」

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