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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和2年3月1日号トップページトピックス大切な人の心と命を守るために

悩んでいる人がいたらまずは声掛けを
大切な人の心と命を守るために

 仕事や人間関係、経済的な問題などでストレスが続くと、誰もが心の健康を損ないやすくなり、精神的に追い込まれた結果、自殺(自死)に至ることさえあります。身近な人が悩んでいることに気付いたら、まずは声を掛けてみてください。

声を掛け、見守ってください

 身近な人の様子がいつもと違う場合、悩みを抱え込んでいるかもしれません。悩みを抱えた人は「人には言えない」「どうしたらよいか分からない」などの孤立した状況に陥る恐れがあります。そうした変化に気付いたら、まず声を掛けることから始めてください。話を聴いて、必要な支援につなげ、見守ることが、大切な人の心と命を守ることにつながります。

大切な人の心と命を守るため私たちにできること

1.気付き・声掛け
身近な人の変化やサインに気付いたら、自分にできる声掛けをしましょう

2.傾聴
悩みを話してくれたら、否定したり表面的に励ますことはせず、本人の気持ちを尊重してじっくり聴き、相手を大切に思っていることを伝えましょう

3.つなぎ
心の病気や社会・経済的な問題などを抱えているようであれば、できるだけ早く専門家に相談するよう促し、つなげましょう

4.見守り
焦らず優しく寄り添いながら、じっくり見守り、必要に応じて専門家に情報を提供しましょう

気付いてください

下のようなサインが数多くある場合は、自殺(自死)の危険が迫っており、より注意が必要です。すぐに左下の相談窓口や専門家に相談しましょう。

うつ病の症状がある(気分が沈む、自分を責める、仕事の能率が落ちる、決断できない、不眠が続くなど)

原因不明の身体の不調が長引く

お酒の量が増える

安全や健康が保てない

食欲がない

仕事の負担が急に増える、大きな失敗をする、職を失う

職場や家庭でサポートが得られない

本人にとって大切なものを失う(職、地位、家族、財産など)

重症の身体の病気にかかる

自殺(自死)を口にする

自殺未遂に及ぶ



孤独や不安を感じたら相談してください

写真
「広島いのちの電話」
理事・吉長(よしなが)成恭(はるゆき)さん

 広島いのちの電話は、生きる希望や気力を失いつつある人からの電話相談を、24時間365日、無料で受け付けています。
 「孤独」は、生きる気力を奪っていく恐れがあります。社会とのつながりや人間同士の付き合いがないといったような孤独や不安を感じ、生きるのが辛いと思ったら、一人で悩まずに電話してください。しっかりと耳を傾け、あなたの気持ちに寄り添います。
 「広島いのちの電話」は、人とつながることのできる場所です。困ったときは、いつでも相談してください。

相談できる窓口があります

心の健康に関する相談
広島いのちの電話 電話221-4343 24時間(年中無休)
全国自殺予防いのちの電話 フリーダイアル0120-783-556 毎月10日の午前8時〜翌日午前8時
県自殺予防いのちの電話 フリーダイアル0120-375-568 毎月20日の午前8時〜午後8時
保健センター(区保健福祉課、東区は地域支えあい課) 電話504-2109
保健センター(区保健福祉課、東区は地域支えあい課) 電話568-7735
保健センター(区保健福祉課、東区は地域支えあい課) 電話250-4133
保健センター(区保健福祉課、東区は地域支えあい課) 西 電話294-6384
保健センター(区保健福祉課、東区は地域支えあい課) 安佐南 電話831-4944
保健センター(区保健福祉課、東区は地域支えあい課) 安佐北 電話819-0616
保健センター(区保健福祉課、東区は地域支えあい課) 安芸 電話821-2820
保健センター(区保健福祉課、東区は地域支えあい課) 佐伯 電話943-9733
◆精神保健福祉相談員による相談:月〜金曜日の午前8時半〜正午*※面接相談は要予約
◆精神科医師による相談:南・佐伯区は第1・3木曜日、中・東・西・安佐南区は第2・4木曜日、安佐北・安芸区は第3木曜日の午後1時半〜3時* ※要予約
※4月1日からは、全区地域支えあい課になります

精神保健福祉センター 電話245-7731 電話相談 月〜金曜日の午前8時半〜午後5時
※面接相談(要予約)は月〜金曜日の午前9時〜午後5時
自殺(自死)防止相談電話 電話245-9673 月〜金曜日の午前9時〜午後4時*   死にたいほどのつらい気持ちや自殺(自死)に関する本人や家族からの相談に専門相談員が応じます
こころの電話 電話892-9090 月・水・金曜日の午前9時〜正午、午後1時〜4時半(祝・休日、年末年始は除く)

青少年に関する相談(児童・生徒・保護者も可)
青少年総合相談センター 電話242-2117 月〜土曜日の午前9時〜午後5時   不登校、ひきこもり、友達関係、学習、進路、子育て、子どもへの関わり方など、青少年のさまざまな問題について専門的な立場から相談に応じます

精神科疾患の医療相談、医療機関の紹介
精神科救急情報センター 電話892-3600 24時間(年中無休)

子どものいじめに関する相談など
いじめ110番 電話242-2110 24時間(年中無休)

借金問題に関する相談
消費生活センター 電話225-3300 午前10時〜午後7時(火曜日、年末年始は除く)

職場のハラスメントや労働問題に関する相談
広島労働局総合労働相談コーナー 電話221-9296 月〜金曜日の午前8時半〜午後5時(祝・休日、年末年始は除く)

経済的な生活上の困りごとに関する相談 (生活保護受給中の人は対象外)
くらしサポートセンター 電話545-8388 安佐南 電話831-1209
くらしサポートセンター 電話568-6887 安佐北 電話815-1124
くらしサポートセンター 電話250-5677 安芸 電話821-5662
くらしサポートセンター 西 電話235-3566 佐伯 電話943-8797
くらしサポートセンター 月〜金曜日の午前8時半〜午後5時15分

祝・休日、年末年始、8月6日は除く

ご参加ください
自殺予防いのちの電話 公開講演会
思春期のこころを支援する
-大人たちに伝えたいメッセージ-


◆日時:3月14日土曜日午後1時〜3時(開場は正午)。 先着200人
◆会場:市総合福祉センター5階ホール(南区松原町5-1 BIGFRONT(ビッグフロント)ひろしま)
◆講師:慈圭会精神医学研究所所長・青木省三氏
◆問い合わせ先:広島いのちの電話事務局(電話221-3113、ファクス221-6778 月〜金曜日の午前10時〜午後5時)


◆問い合わせ先:精神保健福祉課(電話504-2228、ファクス504-2256)

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