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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和2年3月1日号トップページトピックスみんなで守る子どもの安全

新年度、安心して登下校できるように
みんなで守る子どもの安全

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 新年度、真新しいランドセルに黄色のカバーを掛けた新1年生の姿を見るとほほ笑ましく感じます。子どもたちが元気よく学校に通う姿は、まちに活力を与えてくれますね。子どもたちの通学の安全を守るため、市は地域と一緒になって取り組みを行っています。忙しくてもできることがあります。ぜひ、ご協力をお願いします。

 令和2年度の市立小学校の新1年生は約1万700人。保護者はもちろん、地域に住む全ての人にとって、まちの安全は気に掛かります。市は、子どもを地域全体で守っていくさまざまな取り組みを行っています。
 小学校では、安全な行動について学習する「防犯教室」や「不審者対応避難訓練」の実施、防犯ブザーの点検などを行い、子どもたちの自己防衛意識を高めています。
 また、教育委員会から依頼を受けた元警察官の地域学校安全指導員10人が、通学路の巡回や地域で見守り活動をする人への助言などを行っています。

警察とも連携し情報を共有

 さらに、学校、教育委員会、警察が連携し、日頃から不審者情報を共有。子どもたちの安全確保に取り組んでいます。

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たくさんの人が 見守り活動を行っています

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 各地域で、町内会や防犯組合など、さまざまな団体・個人によって「子どもの見守り活動」が行われています。各小・中学校には「学校安全ガードボランティア」として登録し、見守り活動を行っている人もいます。また、学生や民間企業による見守り活動が行われている地域もあります。
 市内で合わせて、約500団体、約3万8000人が子どもたちの通学の安全を守る活動を行っています。

1人で気軽にできる見守りがあります

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「8・3(ハチ・サン)運動」にご協力を
 子どもの登下校時間に当たる、午前8時前後と午後3時以降に、通勤や散歩、玄関前の掃除や花の水やりなどを行いながら子どもを視界に入れ、あいさつや声掛けをする「8・3運動」。「8・3運動」は、何の手続きも必要なく、わずかな時間で簡単に、1人でも始められる活動です。
 また、見守り活動に参加していることを示す「かばん札」(下写真)を着用すると、より犯罪防止に効果的です。区地域起こし推進課または教育委員会健康教育課で配布しています。これまでに約6万2000人の市民の皆さんにこの札を配布し、通勤時や業務中、買い物や散歩に併せて見守り活動を行ってもらっています。
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「こども110番の家」にご協力ください

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 「こども110番の家」は、危険を感じて助けを求めてきた子どもを保護し、警察などに連絡してもらう役割を担う店舗や個人宅のこと。下のようなステッカーを貼っています。市内に約1万3000カ所あります。
 詳しくは、教育委員会育成課(電話242-2013、ファクス242-2018)へ。
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持っていますか? 防犯ブザー
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●防犯ブザーが子どもの命を守ります
防犯ブザーは大きな音がするため、不審者を追い払うと同時に、危険が起きたことを周りに知らせてくれます。通学はもちろん、遊びや習い事の行き帰りにも子どもに持たせるようにしましょう。市では、市立小学校新1年生に、学校を通じて防犯ブザーを配付します。

●定期的な確認を
電池が切れていないか、大きな音が鳴るかなど、定期的に確認しましょう。


◆問い合わせ先:教育委員会健康教育課(電話504-2702、ファクス504-2328)

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