地域主体で取り組む乗合タクシーを支援

 市は、郊外の住宅団地や中山間地域などの公共交通サービスが十分に行き届いていない交通空白地域において、地域が主体となって導入・運行する乗合タクシーなどに対する支援を行っています。

地域主体の乗合タクシー

 交通空白地域において、地域内の病院やスーパー、最寄りの駅やバス停までの移動手段を確保するため、地域が主体となって運行する乗合タクシー。現在、市内の7地区で本格運行しており、新たに1地区で実験運行を開始しました。

運行計画の策定や収支不足の一部補助などの支援

 市は、地域住民の移動ニーズを把握するためのアンケート調査や運行計画の策定のサポート、運行によって生じる収支不足への一部補助などの支援を行っています。

導入の検討段階からサポート

 地域からの相談に応じて市職員が、地域の集会などの場で乗合タクシーについての説明を行っています。地域で安心して生活し続けられるよう、住民の皆さんで交通について考えてみませんか。現在運行している取り組み事例など詳細は、市ホームページで。

市ホームページ

地域主体による乗合タクシーの導入手順

まずは、地域で導入の検討を行い、市にご相談ください。

画像

report(リポート)

安心して免許を返納できるように-山倉ふれあいバス(愛称)-

画像

画像

 令和7年11月に実験運行がスタートした山倉地区(安佐北区)。令和5年6月から乗合タクシー推進協議会を立ち上げ、準備を行ってきました。同協議会で副会長を務める椿稔治(つばき としはる)さん(上写真・88)は「免許返納などで交通手段がないという話は以前からあったんです。話が先に進んだのは、市の支援制度を知ったことがきっかけでした」と話します。

画像

生活習慣を変えていく努力も必要

 「住民のアンケートや勉強会などを重ね、ようやく実験運行が始まりましたが、ゴールではないんです」と話すのは、事務局長の大塚繁夫(おおつか しげお)さん(上写真・76)。「アンケートではバスがあった方がよいという回答が多く、息子・娘にも免許を返納するよう言われるという声を聞きます。けれど、バスの利用には結びついていないんです。通院や買い物をバスが運行する曜日に合わせるよう生活習慣を変えていくまで、半年くらいかかるかな」と話します。

  画像

“地域主体”だからこその利便性

 この日、起終点停留所となっている商業施設で買い物を終えバスを待っていた利用者は4人。皆さん、免許を返納したので助かっていると話します。初めて利用したという髙澤洋子(たかざわ ようこ)さん(上写真・77)は、「郵便局で用事があり、買い物もできました。時間がちょうど良く設定されているので、往復で利用しやすいですし、送迎を人に頼らずに済むところが良いですね」と笑顔を見せます。

画像

▲乗り込みやすさや買い物の荷物を考慮し、高さと通路スペースに余裕がある車両を使用

先を見据えた仕組みづくりを

 本格運行までに「どうやって資金を確保するか、自立した仕組み作りが課題です」と口をそろえる椿さんと大塚さん。「田畑で作ったお米や野菜、庭にできた柿などをバザーで販売するなど、みんなで知恵や労力を出し合っています」「自分たちの後を引き継いでくれる人を巻き込みながら、一緒に楽しんで取り組んでいます」と話します。

◆問い合わせ先:公共交通政策部(電話504-2384、ファクス504-2426)

index