災害は、いつ起こるか分かりません。大地震や豪雨などの自然現象を止めることはできませんが、災害による被害は、一人一人の日頃の努力で減らすことができます。
その方法の一つが地域で行われている防災訓練への参加です。
防災訓練は、市内全域にある「自主防災組織※」が、消防署や区役所の支援を受けて、各地域で行っています。
防災訓練の日程などは、各地域の回覧板や掲示板などでお知らせしています。
訓練に参加することで、実際に災害が発生したときにどのように行動すればよいか、自分の役割は何かなどが分かり、落ち着いて災害対応ができるようになります。近所の人たちと防災意識を共有するきっかけにもなります。上記の写真は、昨年行われた各地域の防災訓練の様子です。
※自主防災組織は、町内会や自治会、小学校区ごとなどの範囲で、自主的に結成された組織です。災害時、住民一人一人が「自分たちの地域は自分たちで守る」という思いで行動できるよう、日頃から活動しています
ひろしま避難誘導アプリ「避難所へGo(ゴー)!」は、災害が発生する前に適切な避難行動を行うための防災アプリです。最寄りの開設避難所へのルートはもちろん、平常時に役立つ情報も知ることができます。ダウンロードして、あなたの大切な命を守りましょう。
ホームページはこちら まだ秋の気配が残る11月下旬、五月が丘小学校で、五月が丘地区自主防災会連合会主催の防災訓練が行われました。大規模地震が発生し、学区内の小学校へ避難するという想定です。
避難所となる体育館では、子どもからお年寄りまで、約180人が炊き出し訓練やテントの組み立てなど、避難所の運営を体験しました。消防署員によるAEDの使い方講習や給水、消火訓練など、防災に役立つ知識を学ぶ場も。終了後は、炊き出し用のご飯などの配給があり、参加者が「おいしいね」などと笑顔を交わし合っていました。
6歳と8歳の子どもと参加しました。避難経路の確認や消火器の操作など、子どもにも良い経験になりました。本当に災害が起きたときに慌てないためにも、こういった訓練に参加することが大事だと思います。
いざというときにご近所同士が助け合える土壌は、日頃のつながりから育まれます。毎年行う防災訓練はそのきっかけ作りの一つ。幅広い世代の人に参加してもらい、知恵を出し合って、一緒にこの地域の防災力を高めていきたいですね。