広報紙「ひろしま市民と市政」へ戻る

広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和5年1月1日号トップページトピックス森づくりを推進しています

森づくりを推進しています

 市は、平成27年に「森林(もり)づくりプラン21(第2次)」を策定し、森林・林業の振興に関する施策を推進しています。

森林は貴重な財産

 森林は木材生産のほか、国土の保全や水の安定的な供給、土砂災害の防止など、さまざまな働きで市民生活を支えています。
 この貴重な財産である森林を適切に管理し、守り育て、健全な状態で次世代に引き継いでいくため、市は、森林・林業の振興に関する施策を積極的に推進しています。

地域で森づくりに取り組む活動を支援しています

 市は、森林の草刈りや間伐などを行う地域団体などの活動に助成する「里山林(さとやまりん)再生整備事業」や「市民協働森づくり支援事業」などに取り組んでいます。
 市内で活動している地域団体の取り組みなどを紹介します(下記)。

地域活動に役立つ市の主な助成制度

制度など 対象団体 制度内容
里山林再生整備事業 町内会・自治会など 里山林整備活動に補助金を交付
竹林整備推進事業 町内会・自治会など 竹林整備活動に補助金を交付
市民協働森づくり支援事業 市民活動団体など 里山林などの保全活動に補助金を交付
森林・林業体験活動支援事業 市民活動団体など 森林環境教育の実体験を提供する活動に補助金を交付
森林整備指導者派遣事業 市民活動団体など 里山整備活動や未利用材の搬出活動を行う際に、里山整備士や自伐林業インストラクターを指導者として招へいする経費に補助金を交付

report(リポート) 活動団体を紹介

もりメイト倶楽部 Hiroshima(ひろしま)
(活動場所:県内)

「里山づくり、学ぼう、磨こう、楽しもう」
写真

写真

 市の森林ボランティア養成講座の受講生を中心に35人で、平成9年に設立。現在、約150人が各地の森林保全やノウハウの提供など幅広く活動しています。
 「『自分にできることから楽しみながら』がモットー」と山本恵由美(やまもと えゆみ)理事長(上写真)。未来を担う人を育てるため、小学生の間伐体験(下写真)、学校への出前授業なども行っています。「私たちの命を育む森づくり。皆さん、一緒にやりませんか」

写真

里山再生塾「榎之山(えのやま)」
(活動場所:安芸区瀬野町榎山(えのやま)地域)

住民が自然と触れ合える「いこいの森」整備を目指して
写真

写真

 平成30年の西日本豪雨災害を機に、里山再生に向けて地元有志4人でスタート。現在、13人のメンバーが主に長者山の間伐、間伐材のチップや薪(まき)への加工、販売などを行っています。
 代表の三坂公範(みさか きみのり)さん(上写真)は「住民の散策に役立つよう、地域の神社に丸太の階段(下写真)を作るなどの活動もしています。将来は誰もが集える『榎山川いこいの森』の完成がメンバーの夢です」と話します。

写真

◆問い合わせ先:農林整備課(電話504-2249、ファクス504-2259)

トピックス