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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和4年6月1日号トップページトピックス気象と科学の博物館 江波山気象館

30周年
気象と科学の博物館 江波山気象館

 日本初の気象をテーマとした博物館、江波山気象館が、今年30周年を迎えました。

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旧広島地方気象台

 平成4年に開館し、今年30周年を迎えた江波山気象館。元は、日々の天気予報や災害情報を伝える広島地方気象台※の庁舎でした。
※昭和62年に中区上八丁堀の合同庁舎に移転

天気のことならお任せ

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 現在も独自に気象観測を行い、市内の気象予報をしています。
 同館主幹学芸員の脇阪さん(上写真)は「『いつもと違う空の写真が撮れたけど、どういう現象?』などの問い合わせにも対応しています。気象に特化した博物館は珍しく、質問は全国各地から届くんですよ」と話します。

天気の仕組みを体感できる

 同館では、豪雨や暴風を疑似体験したり、雷の実験を観察したりできます。また、サイエンスショーや自然観察会、気象や科学に関する企画展などの催しもあり、子どもはもちろん大人も興味深く楽しめます。

雲の中に入ってみたい!を叶えよう

 常設展示のタイフーンボックス(メイン写真)は、ごく小さな水滴で人工的に雲を発生させるもの。目の前が白くなり、まるで本物の雲の中にいるような気分が味わえます。子どもの頃、「雲の中ってどんなだろう」と思ったことのある人は、ぜひ体験してみてください。

レトロで優美な建物は一見の価値あり

 被爆建物でもある同館。爆風でゆがんだ窓枠や割れた窓ガラスの刺さった壁、当時の気象台の当番日誌などを公開し、平和の大切さを伝えています。
 一方、昭和初期に建てられたモダンな造形は、近代化遺産としても高く評価されています。結婚記念写真の撮影場所としても人気です。

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観測塔へ上がる片持ち階段

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気象台の頃の受付窓のステンドグラス

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気象台が使っていた観測装置などの展示

30周年企画展「あしたの天気は はれ? くもり? あめ?」 -野坂勇作とお天気の世界-

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『にゅうどうぐも』より(原画)

◆日時:7月30日土曜日〜8月28日日曜日
◆内容:気象をテーマにした科学絵本の原画と、描かれた気象についての科学展示 など


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◆会場:中区江波南一丁目40-1
◆時間:午前9時〜午後5時(入館は午後4時半まで)
◆料金など:大人100円、高校生相当年齢・シニア(年齢を確認できるものを持参)50円、中学生以下無料
◆駐車場:25台(江波山公園の利用者共用)
◆休み:月曜日(祝・休日と重なった場合は開館、直後の平日が休館)、年末年始など。詳しくはホームページ(下記二次元コード)で確認を
コード

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この記事は、主に右記SDGs(エスディージーズ)のゴールの達成に役立つものです。
【SDGs…持続可能な開発目標】

◆問い合わせ先:江波山気象館(電話231-0177、ファクス234-1013)

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