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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和4年5月15日号トップページ特集災害時に慌てないための3つのポイント

防災特集/いざというとき家族みんなですぐ避難
防災士が教える 災害時に慌てないための3つのポイント

イラスト
防災士 東区地域防災リーダー 三宅由紀子さん

1.日頃から天気をチェック

 雨雲レーダーは、スマホで手軽に見ることができます。天気が悪くなってきたら、積極的に情報を収集して、今後の行動を考えましょう。

2.避難ルートの事前確認

 避難に時間がかかる人は、警戒レベル3が発令されたら、ためらわずに避難することが大切です。自宅や職場、学校、よく行く買い物先からの避難ルートをチェックしましょう。
 地図で確認したら、実際に歩いてみましょう。予定していた道は、浸水の危険が高いかもしれない、がけ崩れが起きたら通れないかもしれない。こういった情報は地図を眺めているだけでは分かりません。「この階段なら、足の悪いおじいちゃんでも行けるね」「この坂道は急だから、大雨の時に通るのはやめておこう」など、確認しておきましょう。

3.ご近所との支え合い

 避難所へ行くのに抵抗を感じることの理由に、「障害がある家族がいるから」「子どもが集団生活になじめそうにないから」という話を聞いたことがあります。命は何より大切です。気にしないでほしいのですが、実際にそういった人は少なくありません。少しでも抵抗感を減らすために、日頃から、ご近所さんや地域の人とコミュニケーションを取り、知ってもらうことが役に立つと思います。また、誰が避難所に来ても、「よう来たね」というねぎらいの気持ちや、温かい声掛けが大切だと思います。


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