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広島市ホームページ令和3年8月15日号トップページ特集広島市安佐動物公園 開園50周年

特集/広島市安佐動物公園 開園50周年
人気動物と飼育員さん

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 ゾウ舎担当33年の栗原龍太さん(53)とマルミミゾウのメイ(推定22・下写真)。アフリカで親とはぐれていた推定1歳のメイが来園した21年前からの付き合いです。
 飼育する他1頭のサバンナゾウに比べて体の小さいマルミミゾウのメイだけは、仕切りのない同じ空間でトレーニングやケアをしています。「体の隅々まで手入れできたり直接触れてトレーニングできたり、メリットは多いですね」と栗原さん。築いてきた信頼関係で、「ゾウの一日消防隊長」などのイベントで名コンビ振りを披露しています。
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来園当時のメイと栗原さん(左写真)。今では栗原さんの身長を優に超えたメイ(右写真)


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 愛くるしい姿や動きで人気のレッサーパンダは、現在7頭を飼育。「この子たちは双子の兄弟のカカとププ。大好物のリンゴを食べさせながら、体に直接触って異常がないか確認(下写真)したり体重測定したりするんですよ」と、担当の坪田麻実子さん(47・上写真)。昼食タイムには坪田さんにリンゴをおねだりするかわいらしい姿(同下)も見られるかもしれません。
 気を付けているのは感染しやすい病気ジステンパー。ウイルスを外から持ち込まないよう、長靴の消毒などに気を配っています。
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エサを催促するときなどに見せる両足立ち。かかとを地面に付けて歩くレッサーパンダは、実は直立が得意なのです



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