旧日本通運出汐倉庫1～3号棟（広島陸軍被服支廠）

爆心地からの距離：2,670m　所在地：南区出汐二丁目4番60号

軍服、軍靴、軍帽など兵隊が身に着ける小物や付属品等を生産・修理・保管・供給する施設で、工場と倉庫群がありました。爆風により屋根に大きな損傷を受けたものの火災は免れ、被爆直後は臨時救護所となって多くの被爆者を受け入れました。現存しているのは、レンガの外壁の倉庫4棟です。戦後は、一時、広島高等師範学校（現在の広島大学教育学部）などに利用されたほか、運送会社の倉庫や学生寮として利用されました。西側の3棟の鉄扉のいくつかは、被爆時の爆風で変形したままとなっています。

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