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ページ番号:0000010190更新日:2019年10月21日更新印刷ページ表示

G20大阪サミット開催時における被爆地訪問を求める要請(米国、ロシア首脳宛)(2019年2月12日)

被爆地広島・長崎の訪問について(要請)

謹啓 向春の候 貴台にはますます御清祥のことと心からお喜び申し上げます。

本年6月、我が国で開催される「2019年G20大阪サミット」の機会に、是非とも貴台に被爆地広島・長崎を訪問していただきたいとの願いをお伝えしたいと存じます。

1945年8月の原爆の投下により、広島と長崎の街は、一瞬のうちに廃墟と化し、多くの尊い命が失われました。辛うじて生き残った被爆者は、平均年齢が82歳を超える中、放射線による後障害や差別・偏見に苦しみながらも「核兵器のない世界」の実現を強く願い、「こんな思いを他の誰にもさせてはならない」と自らの辛い体験を語り続けています。

貴台におかれましては、被爆地において一発の原子爆弾がもたらした被爆の実相を深く理解いただくとともに、被爆者の平和への切なる願いを受け止めていただきたく存じます。そして、「核兵器のない世界」こそが私たちの目指すべきゴールであるとの認識を共有していただき、私たちが全ての国の為政者に求めているように、理性と洞察力を持って核兵器廃絶に向かって行動を起こしていただくことを心から希望いたします。

世界にいまだ1万4千発を超える核兵器がある中、意図的であれ偶発的であれ、核兵器が炸裂したあの日の広島・長崎の姿を再現させ、人々を苦難に陥れる危険性は核兵器が存在する限りなくなりません。そうした中、核超大国であり、世界的に大きな影響力を有する貴国の果たされる役割はますます大きくなっています。私たちは、貴台が「核兵器のない世界」に向けて、各国の立場や考え方の違いを乗り越えてリーダーシップを発揮していただくことを心から望んでおります。

被爆地の両市民は、貴台の訪問を心から歓迎いたしますとともに、貴台と共に「核兵器のない世界」を目指して取り組んでいくことを希望しています。

また、日本でのG20関係閣僚会合に出席される貴国の閣僚にも被爆地を訪問していただければ誠に幸甚に存じます。

末筆ながら、貴台のますますの御活躍と御健勝を心からお祈りいたします。

謹言

2019年2月12日

広島市長 松井 一實

長崎市長 田上 富久


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