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米国が「核態勢の見直し(NPR)」を公表したことに対する市長コメント(2018年2月3日)

ページ番号:0000010157 更新日:2019年10月21日更新 印刷ページ表示

本日、米国が「核態勢の見直し(NPR)」を公表したとの報に接した。

低出力核弾頭等を開発するとともに、非核攻撃にも核で報復することを排除しないという方針転換は、昨年の核兵器禁止条約の採択や核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のノーベル平和賞受賞など、核抑止に頼らない世界にしようとする国際社会の動きに逆行し、核兵器の使用や拡散の危険性に対する人々の不安を増長するものである。

トランプ大統領には、是非とも被爆地を訪問し、一発の原子爆弾がもたらした被爆の実相と被爆者の体験を深く理解し、平和を願う「ヒロシマ・ナガサキの心」を受け止めた上で、「核兵器のない世界」を目指して誠実に取り組まれることを強く希望する。

平成30年(2018年)2月3日

広島市長 松井 一實