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本日、空母ロナルド・レーガンに搭載されている5機のE-2Dが、8月6日頃から岩国飛行場に飛来し、これにより、空母艦載機の岩国飛行場への移駐が開始されるとの報に接した。
72年前、原爆が投下された8月6日は、原爆死没者の霊に哀悼の誠を捧げるとともに、世界恒久平和を祈念するための日であり、国に対し、米側に被爆者や遺族を始めとした方々の心情への配慮を求めるよう口頭で申し入れを行った。
米軍空母艦載機の移転を始めとした岩国基地の機能増強については、これまでも市民生活への影響が懸念されることから、関係自治体が連携して取り組むべき問題として、広島県を通じ、市民の安全・安心な生活を確保するための必要な措置がなされるよう日米両政府に要請してきているところであり、引き続き、事件・事故の発生防止はもとより、市民の心情に配慮した対応を求めてまいりたい。
平成29年(2017年)8月4日
広島市長 松井 一實