本文
令和5年(2023年)7月21日(金)
健康福祉局保健部健康推進課
保健予防担当課長:峠 恭雄
電話:504-2882
内線:4140
エムポックス患者の発生について(市内1例目)
広島市内に在住の方で、発熱、発疹等の症状を呈し市内の医療機関を受診した方について、広島市衛生研究所において検体を検査した結果、エムポックスの陽性が判明し、本日、医療機関から発生届が提出されました。
なお、報道機関各位におかれましては、患者様や御家族などが特定されないよう、個人情報に御配慮いただきますようお願いいたします。
1 患者の概要
年代:30代
性別:男性
居住自治体:広島市
症状:発熱、発疹、頭痛、倦怠感
医療機関受診日:令和5年7月13日
海外渡航歴:なし
患者の状況:患者の状態は安定している。
2 発生状況
⑴ 国内の発生状況
令和4年7月25日に国内1例目の患者が報告され、令和5年7月14日時点で191例の患者等が報告されています。
⑵ 海外の発生状況
令和5年5月23日時点で8万7千人以上の感染例が報告されており、患者の大部分は男性ですが、小児や女性の感染も報告されています。
【市民の皆様へ】 ・ エムポックスは、エムポックスウイルスによる急性発疹性疾患で、日本では感染症法上の4類感染症に指定されています。 ・ アフリカ大陸に生息するげっ歯類が自然宿主として疑われていますが、現時点では不明です。感染した動物に噛まれたり、感染した動物の血液、体液、皮膚病変(発疹部位)との接触による感染が確認されています。 ・ 感染した人や動物の皮膚の病変・体液・血液に触れた場合(性的接触を含む)、患者との近くで対面し、長時間飛沫にさらされた場合、患者が使用した寝具等に触れた場合等により感染しますが、現時点で、空気感染を起こした事例は確認されていません。 ・ エムポックスの潜伏期間は7~14日(最大5~21日)とされており、潜伏期間の後、発疹、発熱、倦怠感、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。多くは発症から2~4週間で治癒するとされています。 ・ 過剰に心配することなく、発熱、発疹等、体調に異常がある場合には最寄りの保健センターや医療機関に相談してください。なお、医療機関を受診する際には、マスクの着用や発疹部位をガーゼなどで覆う等の対策をした上で受診してください。 |
<厚生労働省ホームページ エムポックスに関するQ&A>
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/monkeypox_qa.html<外部リンク>
※令和5年5月26日に「サル痘」から「エムポックス」に感染症法上の名称が変更されました。