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広報紙「ひろしま市民と市政」

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春 桜に会いに行こう

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 もうすぐ桜の季節。平成30年7月豪雨災害によって一時は休園となった森林公園ですが、今年も桜が咲き始めています。
 今回は、同園園長に、復旧に至るまでの話と、同園の桜の魅力について語ってもらいました。


森林公園とは

 森林公園は、市民が「森林」に親しみ、憩い、自然を観察し、林業に対する理解を深めることのできる場で、昨年、開園30周年を迎えました。園内では、四季折々の自然や野鳥の観察を楽しむことができるほか、遊具やデイキャンプ場などもあり、幅広い用途で利用することができます。

平成30年7月豪雨災害
励みになったねぎらいの声

 平成30年7月豪雨で、東区馬木方面から同園へ向かう主要ルートが被災したため、同園は臨時休園を余儀なくされました。当時の様子について同園園長の副島靖夫(そえじまやすお)さん(下写真)は「職員が車通勤で利用していた道路が被災し、やむなく近隣の住宅街の中を通ることになりました。静かな住宅街を何台も車が通るわけですから、当然、苦情もあると思っていました。しかし、実際は『大変だったね』『がんばってね』といった励ましやねぎらいの言葉を頂くことが多く、復旧への励みになりました」と振り返ります。
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お客さんを受け入れる喜び

 翌年5月に、シャトルバス送迎による部分開園がスタートし、8月には馬木方面からの主要ルートも復旧しました。「お客さんの姿を見たときは、とにかくほっとしました。学校の遠足なども受け入れられるようになり、問い合わせに『来ていただいて大丈夫です』と答えることができた時は、やっと従来の姿に戻ってきたと思い、改めて、お客さんが来てくれる喜びを実感することができました」と笑顔で話します。
 一方で、いまだに同園が復旧したことを知らない人が多いといいます。「今後は広報活動を強化し、新たなイベントを開催することで、当園の復旧をアピールしたいです」と副島さんは力強く語ってくれました。

森林公園の桜の楽しみ方

 桜の名所でもある同園。3月中旬から4月初旬にかけて、園内にはソメイヨシノや一重白彼岸枝垂桜(ひとえしろひがんしだれざくら)など約40種類以上、約1,500本の桜が来園者をお出迎えします。他の桜に比べて、花びらの枚数が多いという特徴を持つ「ヒロシマエバヤマザクラ」も見どころです。
 同園の桜の楽しみ方として、「広い園内を散策ながら、思い思いにゆっくり、のんびりと楽しんで欲しい」と教えてくれた副島さん。園内にあるジャブジャブ川からこんちゅう館へ向かう園路の、左右に咲き並ぶソメイヨシノもお薦めとのこと。皆さんもぜひ、同園で春を感じてみてはいかがでしょうか。

ひろしま遊学の森
森林公園


◆開園時間:午前9時〜午後4時半(入園は午後4時まで)
◆会場:東区福田町藤ケ丸10173
◆駐車料金:普通車450円
◆休館日:水曜日(水曜日が祝日の場合はその翌日)、年末年始 ※臨時開園あり
◆問い合わせ先:電話ファクス下参照

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◆問い合わせ先:ひろしま遊学の森 森林公園(電話899-8241、ファクス899-8491)

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