短期集中型サービスで、フレイル対策しませんか
市は、高齢者が住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けるための支援の一つとして、生活機能の改善に向けて、専門職が短期間に集中して関わるサービスを提供しています。
自分らしく暮らすために
「最近、転びやすくなった」「体重が減った」「お茶や汁物でむせることが多くなった」と感じることはありませんか。早めに気付いて対策をとることが大切です。
いつまでも自分が望む生活や社会活動ができるよう短期集中型サービスを利用して、運動器の機能や栄養状態、口腔機能の向上に専門職と一緒に取り組みませんか。
- 【対象】
市内に在住の65歳以上で、次のいずれかに当てはまる人
- 地域包括支援センターなどで行う生活機能に関するチェックリストの結果、生活機能の低下が見られる人
- 介護保険の要支援認定を受けている人(要支援1・2)
※治療を目的としたサービスではありません。他の介護保険サービスなどと併用して利用できない場合あり。利用料金は1割自己負担
詳しくは市ホームページで
短期集中型サービスは3種類あります
短期集中 予防支援訪問サービス
リハビリ専門職や管理栄養士が自宅を訪問し、日常生活動作や生活機能の向上のための相談・支援を行います
(おおむね2週間に1回、利用期間3カ月)
短期集中 運動型デイサービス
デイサービスセンターなどで専門職が運動器の機能向上プログラムを提供し、筋力アップを図ります(週1・2回、利用期間3カ月)
短期集中 通所口腔ケアサービス
歯科医院で、歯科医師や歯科衛生士が個々に適した口腔機能向上プログラム(口腔ケア、トレーニング、口のマッサージなど)を提供します(おおむね2週間に1回、最大7回)
短期集中型サービスの利用の流れ
【気付き】

年齢を重ねるにつれて体や心の機能(働き)が低下し、要介護に陥る危険性が高まっている虚弱な状態(フレイル)
【相談】

地域包括支援センターへ相談
【取り組み】

専門職から、自分に合ったアドバイスなどを受けながら、自分で決めた目標の達成に向けて3カ月間運動などに取り組む(通所口腔ケアサービスは最大7回)
【継続】

短期集中型サービスでの取り組みをセルフケアとして続けていくことで、住み慣れた地域で生き生きとした暮らしや趣味の活動などを継続
report(リポート)
外出が楽しくなりました

塚本直美さん(88・上写真)は、歩くときに膝に違和感を感じたことから、地域包括支援センターの職員に相談し、今春、短期集中予防支援訪問サービスを利用しました。担当のリハビリ専門職から家でできる運動などを教えてもらい取り組んだところ、体が軽くなったことを実感したとのこと。
「歩幅や姿勢を意識することで、元気に過ごしています。今は、町内会長の務めや地元のボランティアなど積極的に活動しています」と笑顔で話します。

▲自宅で毎日スクワット運動に取り組んでいる
◆問い合わせ先:地域包括ケア推進課(電話504-2648、ファクス504-2136)