歯と歯ぐきの隙間から侵入した細菌が原因で歯肉に炎症を引き起こした状態(歯肉炎)や、それに加えて、歯を支える骨を溶かしてグラグラにさせてしまう状態(歯周炎)を合わせて、歯周病と言います。広島市の約6割の人が進行した歯周炎にかかっています。
歯周病予防の基本は、細菌が増えないようにすることです。毎日の丁寧な歯磨き(セルフケア)が最も大切です。また、歯科医院を受診して、定期的な検診や正しいブラッシング指導、専門の器具を用いての歯石の除去など専門家によるケア(プロフェッショナルケア)を組み合わせることが有効です。
特に寝ている間は唾液の分泌量が減り、歯周病菌が繁殖しやすくなります。寝る前の歯磨きは念入りに。
区分 | 次世代 (おおむね0〜19歳、妊婦) |
働く世代 (おおむね20〜64歳) |
高齢世代 (おおむね65歳以上) |
歯・口腔の健康 | 定期的なフッ素塗布などにより、虫歯を予防 | 年に1回以上、定期的な歯科健診と歯石除去などを受けて歯周病を予防 | 毎日、健口体操※を行い、かむ、飲み込むなどの口腔機能を維持 |
歯・口腔の健康 | 毎食、よくかんで食べた後は、丁寧に歯磨きをする | ||
歯・口腔の健康 | フッ素入り歯磨き粉を使用し、虫歯を予防する |
※舌や口の周りの筋肉を鍛える体操
市健康づくり計画元気じゃけんひろしま21(第3次)より
大切な歯を守るため、歯の健診(要予約・先着70組)を受けてみませんか。歯磨き指導や未就学児のフッ素塗布、また「8020(ハチマルニイマル)」いい歯の表彰のための健診も行います。
健康展では、医師による健康相談や糖尿病リスク測定(要予約・先着25人)などのイベントも開催します。
◆日時:6月2日日曜日午前10時〜正午
◆会場:区総合福祉センター
◆問い合わせ先:地域支えあい課(電話819-0586、ファクス819-0602)
◆対象者:30、35、40、45、50、55、60、70歳の人
※対象の人は誕生月の月末頃、「歯科健診のお知らせ」が自宅に届きます
◆内容:虫歯、歯周病の検査
◆参加料など:500円/回
◆問い合わせ先:地域支えあい課(電話819-0586、ファクス819-0602)