メンバー全員が自らできる範囲で出資し、対等な立場でアイデアを出し合って、人と地域に役立つ仕事に取り組む働き方です。
「話し合い・分かち合い・助け合い」の信条のもと、仲間と共に地域課題の解決を目指し、一人一人が主人公となって取り組んでいきます。
市は「協同労働」の仕組みを活用して、主体的に地域を支える活動に取り組む団体を支援しています。
専門のコーディネーターが事業の立ち上げをサポート
立ち上げ費用補助金として経費をサポート(下記参照)
立ち上げ後も専門のコーディネーターが事業運営をサポート
市の支援を受けて地域課題に取り組んでいる団体は、現在、31団体。さまざまな分野で活躍しています。
●庭木の剪定(せんてい)や買い物代行などの困り事支援
●高齢者・障害者のためのサロン運営
●耕作放棄地を活用した農作物の生産・販売
●子どもの学習支援 など
甲藤義弘(こうとう よしひろ)さん(上写真左)らスタッフが協同労働を活用して約3年前に立ち上げた「ひろしま・うじなみなとフリマプロジェクト」。出店費用をもとに、月2回フリマを開設し、会場設営、受け付けなどの運営を行っています。会場では洋服、日用雑貨、ハンドメイド作品、野菜、キッチンカーなどさまざまな店が出て、多くのにぎわいを呼んでいます。
「最初はお客さんも少なく大変でしたが、チラシを作り、ポスティングして回るなどPRに努めました。今では多くのお客さんが来てくれるようになり、出店者もキャンセル待ちが出るほどです」と事務局の中村香理(なかむら かおり)さん(同中央)。「地域の高齢者で、開催の度に足を運んでくれる人もいて、出店者、お客さんのみんながフリマを通じて交流を楽しむ場になっています。リサイクルの推進はもちろん、地域のにぎわい作りや活性化の一助となるよう活動しています」と話します。