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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和5年10月1日号トップページトピックス農業と歩んでいく

農業と歩んでいく

 1年8カ月の研修後、確実に農業経営者として独立できる「“ひろしま活力農業”経営者育成研修」。農業を仕事にしたい人を手厚く支援しています。

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【写真5】農林水産振興センターの職員(左)から研修を受ける齊藤さん


農業経営者への夢を後押し

 安佐北区でこまつなを栽培している楠和也(くすのき かずや)さん(37・【写真1】)は、現在、就農4年目。“ひろしま活力農業”経営者育成研修の22期生です。
 県立農業技術大学校を卒業後、就職した安佐北区白木町の農園は、新規就農を目指す研修生などの受け入れを積極的に行っていました。農園を訪れる研修生たちとの交流は、楠さんの胸の内にあった「農業経営」への思いを刺激。「独立し、農業経営者になりたいと思い、研修に応募しました。今は妻と共に13棟のビニールハウスで汗を流しています」。
 妻の佳織さん(36・下写真左)との目前の夢はマイホーム。間取りや壁の色の話題で盛り上がると忙しさの中にも笑顔があふれます。

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充実した研修と支援

 この研修の特徴は就農までの支援が充実していること。栽培や経営管理の技術習得はもちろん、農地のあっせんやビニールハウスの整備を一体的に受けられるので、農地や栽培技術のない人でも安心して一歩を踏み出せます。
 今年4月から研修を始めた齊藤晋さん(42・【写真2〜5】)は、公務員から転職しての挑戦。「食べ物を作るという夢へ歩み出せた大きな要因が、農地の確保などの手厚い支援内容でした。先進農家での研修は経営の勉強もでき、夢が膨らみます」。力強く語る姿は、傍らで日々成長する野菜たちと重なります。

来年4月からの研修生を募集します

 下表2.3.は、定年後や副業などで農業を始めたい人向けです。
 申込書は市役所市民ロビー、農林水産振興センター、同センターホームページなどで。

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研修名 対象者 期間 定員 申込締切日
1. “ひろしま活力農業”経営者育成研修 次の全てを満たす人 ●昭和55(1980)年12月2日(原則)〜平成18(2006)年4月1日生まれ ●就農(2025年12月1日予定)までに市内に居住 ●研修修了後、施設野菜を生産 来年4月から1年8カ月間
【1年目】平日午前8時半〜午後5時15分
【2年目】就農予定地での経営実習
若干名 12月18日月曜日
農業振興センター農業研修
2.生産販売農家育成コース
市内か竹原市、大竹市※、廿日市市、安芸高田市※、江田島市※、府中町、熊野町、坂町※、安芸太田町、世羅町、山口県和木町に居住するか、居住見込みで、研修修了後、対象市町で就農し、生産した農産物を供給する18歳以上の人(※は就農できる農地がある人のみが対象) 来年4月から1年間
月・金曜日の午前9時〜午後3時
20人 12月25日月曜日
農業振興センター農業研修
3.栽培技術基礎コース
市内か竹原市、大竹市※、廿日市市、安芸高田市※、江田島市※、府中町、熊野町、坂町※、安芸太田町、世羅町、山口県和木町に居住するか、居住見込みで、研修修了後、対象市町で就農し、生産した農産物を供給する18歳以上の人(※は就農できる農地がある人のみが対象) 来年4月から1年間
月・水曜日か水・金曜日の午前9時〜正午
各10人 12月25日月曜日
4.農業体験会 1.〜3.の研修参加を検討中で、事前に研修を試してみたい人 11月11日土曜日、12月2日土曜日の午前9時〜正午 各10人 10月20日金曜日

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この記事は、主に上記SDGs(エスディージーズ)のゴールの達成に役立つものです。
【SDGs…持続可能な開発目標】

◆問い合わせ先:農林水産振興センター(電話842-4421、ファクス845-4350)

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