基町地区は、建物の老朽化や、住民の少子高齢化、商店街の衰退などによる地域の活力の低下が、住民や行政の課題でした。
市立大学と中区役所が連携し、若者が主体となった創造的な文化芸術活動や地域交流を通じて、まちの魅力づくりや基町地区の活性化に取り組むことに。
基町商店街の空き店舗に活動拠点を開設し、プロジェクトスタッフが週4日常駐しながら、地域交流やイベント準備をしています。
昨年度は、基町小学校で学生が制作したAR(拡張現実)の体験を行ったり、昔の写真や地図を見ながら参加者同士で話をする「基町資料室おしゃべりサロン」、ギャラリー「Unité(ユニテ)」などでの学生による作品展示などを実施したりしました。
今年度も、学生と地元の人をはじめとする市民の皆さんとの交流イベントを開催します。
9年間共に歩み、地域の中にプロジェクトが浸透してきていることを実感しています。
当初、プロジェクトの目的や学生の取り組みに、若干の疑問を持っていました。スタッフの皆さんと会話を重ねるとともに、積極的に地域のイベントに関わってくれるスタッフの姿勢を目の当たりにすることで、プロジェクトの目的や方向性を共有できるようになりました。これからの取り組みに期待が膨らみます。
基町住宅地区周辺で撮影された懐かしい地域行事の写真や風景写真を展示します。
◆日時:8月3日木曜日〜31日木曜日正午〜午後5時
◆会場:基町プロジェクト活動拠点Unité(中区基町16-17-108)ほか
◆休み:月曜日、火曜日、水曜日