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広報紙「ひろしま市民と市政」

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特集/ひろしま国際平和文化祭
未来へ届け、平和の種と文化の花

8月1日月曜日
ここから始まるひろフェスの第一歩「オープニング」

重なり合った個性が輝く
 オープニングイベントでキャンペーンソング「NEXT!(ネクスト)」を歌うのは、ひろフェスのために結成された12人のアーティストによるグループ「CANVAS(キャンバス)」。メンバーは「曲のテーマは多様性。ジャンルはポップスですが、覚えやすいメロディーやラップなどさまざまな要素が入っており、どこを切り取ってもサビに聞こえる曲調に、個々のアーティストが思いを乗せました。それぞれを重ね合わせることでこんな音楽が生まれるんだと感じてもらいたいです」と思いを語ります。
 同ステージでは、広島広域都市圏内の神楽団体(9団体)とアニメーションマッピングがコラボレーションした、神楽「八岐大蛇(やまたのおろち)」も行います。

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ひろフェスのキャンペーンソングを奏でる「CANVAS」のメンバーのうちの4人
左から、月山翔雲(つきやま しょううん)、楓子(ふうこ)、Mebius(メビウス)(賀江(のりえ)、真実(まみ))(敬称略)

■広島文化学園HBGホール
◆時間:午後4時〜6時
◆内容:【第1部】大会アンバサダー(広報大使)STU48による開会宣言 など
【第2部】CANVASによるキャンペーンソング演奏、神楽を紹介するアニメーションの上映、神楽「八岐大蛇」と映像のコラボレーションステージ


8月5日金曜日〜17日水曜日
ヒロシマの心を胸に成長する若手指揮者にエールを
「ミュージックセッション」

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若手指揮者にヒロシマの心を
 メインとなるイベントは二つ。「次世代指揮者コンクール」と、コンクール出場者が参加する「次世代指揮者アカデミー」です。
 同アカデミーは5日間、世界中から集まった若手指揮者14人が、プロの指導を受けて音楽を学び、同時にヒロシマについて学びます。広島が発信する平和を体験してもらうことで、平和文化の種を世界にまこうという取り組みです。14人は、学びながら音楽の腕を磨き、11日から始まるコンクールに挑みます。

未来の巨匠に観客も一票
 17日のファイナル(最終審査)では、鑑賞者の投票による「聴衆賞」があります。未来の花形指揮者を見いだし、一票を投じてください。

次世代指揮者コンクール広域
◆1次予選
◆日時:8月11日祝日、12日金曜日の午後2時から
◆会場:JMSアステールプラザ中ホール
◆内容:アカデミーに参加した14人の指揮による演奏
【演奏】ひろしま国際平和文化祭室内オーケストラ
◆料金など:一般1,000円、学生500円

◆2次予選
◆日時:8月14日日曜日正午から
◆会場:JMSアステールプラザ中ホール
◆内容:1次予選を通過した6人の指揮による演奏
【演奏】広島ウインドオーケストラ
◆料金など:一般2,000円、学生1,000円

◆ファイナル
◆日時:8月17日水曜日午後5時から
◆会場:国際会議場フェニックスホール
◆内容:2次予選を通過した3人の指揮による演奏。1〜3位を決定(該当者なしの場合あり)。鑑賞者の投票による「聴衆賞」もあります
【演奏】広島交響楽団
◆料金など:一般3,000円、学生1,500円

※コンクールのチケットは、チケットぴあなどで


「音楽×平和」の種を世界中に
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音楽部門プロデューサー 下野竜也(しもの たつや)さん(52)

 広島で初めて開催する国際指揮者コンクールに、世界でも珍しい取り組み「アカデミー」を加えました。参加者は、国内外の応募者54人から審査で選ばれた14人。将来、世界へ羽ばたくであろう若者には、8月の広島で、ヒロシマを感じ、ここでの経験や思いを語り継いでいってほしいと願っています。この取り組みを種になぞらえるなら、花が咲くのは10年、20年後のことでしょう。その時にどんな花が咲くのか。楽しみです。
 皆さんには、若者を直接応援できる機会も用意しました。誰を応援しようかなという気持ちで参加してもらうのも一興です。指揮者が変われば、オーケストラが奏でる音色が変わる、違った曲に聞こえるという体験もしてほしいですね。

8月17日水曜日〜21日日曜日
世界のアニメーション文化・技術の最先端に触れる5日間
「アニメーションシーズン」

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アニメーションシーズンキャラクターのカープスター。
色違いの双子がいます。


世界のアニメーションが広島に集結
 世界中から応募のあった2,149のアニメーション作品から選び抜かれた54作品を、期間中、JMSアステールプラザと横川シネマで上映します。
 作品は、アニメーションの表現を競う二つの大会(コンペティション・右記参照)の対象となっています。観客の投票による「観客賞」もあります。上映日程など、詳しくはシーズンホームページか各会場で。
◆料金など:1プログラム券:一般1,000(当日1,200)円、大学生800(当日1,000)円、中学生・高校生相当年齢600(当日700)円。1日券、全プログラム券もあります。詳しくはこちら

世界の作家と交流
 国内外から選ばれた3人のアーティストが、12月ごろまでの約半年間広島に滞在。制作活動を行いながら、市民と交流をする企画「ひろしまアーティスト・イン・レジデンス」が進行中です。

ワールド・コンペティション広域
 世界中のアニメーションを5部門(カテゴリ)に分け、その表現を競う大会です。入選した38作品の中から部門ごとに「カテゴリ賞」と「審査員賞」を決定します。

【カテゴリ】
寓話(ぐうわ)の現在:架空の物語作品 
社会への眼差(まなざ)し:ドキュメンタリーや社会問題を扱った作品
こどもたちのために:子どもを含む幅広い世代向け作品
物語の冒険:実験的で独創的なアニメーション作品 
光の詩:詩的な作品

【カテゴリ賞・審査員賞の発表】
 シーズンホームページで随時

 38作品の中から2部門の作品を紹介します


「寓話の現在」部門
『森での出来事』 エリック・パワー(アメリカ)
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 人生に行き詰まった女性が森で目覚める。そこで彼女が見たものは? 切り絵による長編アニメーション

「こどもたちのために」部門
『パニック・イン・ザ・ヴィレッジ』
ヴァンサン・パタール&ステファン・オビエ(フランス・ベルギー)
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 さあ、湖で船を浮かべよう! めちゃくちゃな人形たちが繰り広げるハチャメチャな物語に、抱腹絶倒!


環太平洋・アジアコンペティション広域
 アジア、南アメリカ、オセアニアなど、地域を限定して募集した作品のうち、入選した16作品の一部を紹介します。作品は、短編・長編を区別せず、公開審査し、21日に受賞作を発表します。
『半島の鳥』
和田 淳(わだ あつし)(フランス・日本)
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 ベルリン映画祭特別表彰の作品。古い儀式にインスピレーションを受けた、ちょっと切ない物語

『第四の壁』
マフブーベフ・カライ(イラン)
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 台所がまるごと動き出す! 見たことのない手法で語られる、とある家族の物語


ひろしまアーティスト・イン・レジデンス
 参加している3人の名前と出身地を紹介します。活動内容や市民との交流予定など、詳しくはホームページで。
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マフブーベフ・カライ/イラン

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ナタ・メトルーク/アメリカ(ウクライナ生まれ)

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是恒(これつね)さくら/日本


アニメーションで世界旅行気分を楽しみませんか

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メディア芸術部門プロデューサー 土居伸彰(どい のぶあき)さん(40)

 アニメーションに親しみのある人はもちろん、普段アニメに触れない人でも楽しめるよう、コンペティションにはさまざまな工夫を凝らしました。部門を五つに分けたり、地域を限定して作品を募集したり。このコンペティションが、若手作家の登竜門のような存在になればいいなと思います。
 エンタメから前衛まで、さまざまなタイプの作品を存分に楽しんでもらいたいですね。アニメには、その国の文化が色濃く出るんですよ。その国の文化を感じながら、海外旅行をしている気分になれるのではないでしょうか。コンペティション作品だからと、肩肘張らず、気軽に見に来てほしいです。外国からもたくさんの人が来る5日間。国際色豊かになる夏の広島で、作品や人との新たな出会いを楽しんでください。

8月21日日曜日・27日土曜日・28日日曜日
音楽×メディア芸術×広域都市圏「広域連携シンボルイベント」

音楽×メディア芸術が生み出す魅力
 広島広域都市圏各市町の文化芸術団体と連携し、音楽とメディア芸術を掛け合わせたイベントを、屋内外の会場で実施します。たくさんの人が参加することで、より広域に「平和文化」を育みます。
 紙面で紹介しきれないイベント情報など、詳しくはひろフェスホームページで。

■8月21日日曜日
国際会議場フェニックスホール
アニメーションシンフォニー広域
 ゲームやアニメーションの音楽を、広域都市圏内の音楽家が奏でるコンサートや、漫画の複製原画・パネル展示を行います。
【コンサートの時間】午後5時半から
【コンサートの料金】S席5,000(子ども3,000)円、A席4,000(子ども2,000)円など。チケットは、チケットぴあなどで

■8月27日土曜日、28日日曜日
中工場
広域連携シンボルイベント in 中工場
 無料ステージでは、音楽演奏や神楽などを行います。有料ステージは、STU48やCANVASによるパフォーマンスなど。広島広域都市圏内の市町の特色ある飲食・物販エリアや映画「ドライブ・マイ・カー」のパネル、アニメ・漫画の複製原画展示などもあります。
【無料ステージ】午前11時〜午後3時半
【有料ステージ広域】午後5時〜8時
◆料金など:一般2,500(当日3,000)円、子ども1,800(当日2,000)円。チケットは、チケットぴあなどで

8月2日火曜日〜28日日曜日
音楽・メディア芸術があふれるまちに「街かどフェスティバル」

◆まちかどコンサート
 市内で音楽活動に取り組んでいる団体が主催する、無料のコンサートです。
◆日時:8月7日日曜日、21日日曜日の午後1時、午後3時から各45分
◆会場:リーガロイヤルホテル広島1階(中区基町6-78)

◆日時:8月10日水曜日、24日水曜日の午前11時45分、午後0時20分から30分
◆会場:県民文化センター(中区大手町一丁目5-3)ほか 

◆ストリートピアノ
 誰でも自由に弾くことができるピアノを、8月15日月曜日〜28日日曜日の間、市内に2カ所設置します。期間中は、音楽専攻の学生による演奏会も行います。
◆会場:福屋広島駅前店1階(南区松原町9-1)、紙屋町シャレオ北広場(中区基町地下街100)
※東中広場に常設のピアノを期間限定で移動

◆まちかど文化祭
 音楽の演奏やパフォーマンス、映像作品の上映などを行います。
◆日時:8月7日日曜日午後4時〜10時
◆会場:広島駅前 川の駅(南区松原町11)

◆日時:8月19日金曜日、20日土曜日
◆会場:アリスガーデン(中区新天地8)

◆日時:8月20日土曜日、21日日曜日
◆会場:横川胡子神社東側(西区横川一丁目)

◆日時:8月20日土曜日、27日土曜日、28日日曜日の午後2時から
◆会場:ひろぎんホールディングス本社ビル1階(中区紙屋町一丁目3-8)

◆まちかどギャラリー
 学生が制作したメディア芸術作品を展示、実演。作品は1週間ごとに替わります。
◆日時:8月2日火曜日〜28日日曜日の午前10時〜午後6時
◆会場:フジタビル(中区中町8-6)
◆休み:月曜日


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