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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和4年7月1日号トップページトピックス地域防災リーダーとして 命とまちを守りたい

地域防災リーダーとして
命とまちを守りたい

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防災訓練で備蓄品などの説明をする地域防災リーダー

「自分たちのまちを自分たちで守りたい」。その思いから、「地域防災リーダー」として、防災士の皆さんが活躍しています。

防災士とは
 防災に関する知識と技能を修得した人に、NPO法人日本防災士機構が認証する民間資格です。社会のさまざまな場で防災力を高めるための活動を担います。


地域防災リーダーとは

 市が行う「防災士養成講座」を受講後、試験に合格し、地域で防災活動を率先して行う人のことです。この講座は、民間資格である防災士(上記)の資格取得制度を活用しています。
 現在、約1,200人の地域防災リーダーが、各地域で活躍。自主防災会や町内会、小・中学校などと協力し、避難訓練や防災知識の普及啓発活動、わがまち防災マップ作成などを行っています。

防災士養成講座の受講者募集

 自分たちが住むまちの防災力を高め、災害に備えるために、地域の防災リーダーとして活動を始めてみませんか。
 今年度の防災士養成講座の受講者を募集します。

■ 募集要件
◆対象者:次の全てに該当する人
●お住まいの各小学校区自主防災会連合会の会長の推薦を受けた人
●普通救命講習を受講できる人
●資格取得後、3年程度、地域の防災活動に携わることができる人
●地域防災リーダー名簿に必要な個人情報の掲載に同意する人
◆日時:1.12月3日土曜日〜4日日曜日、2.来年2月11日祝日〜12日日曜日の午前8時50分〜午後6時 ※1.、2.いずれかを受講。各100人程度
◆会場:市役所本庁舎
◆申し込み方法:所定の申込書に必要事項を記入し、直接か、郵送、Eメールで、9月2日金曜日(必着)までに同課へ
申込書は市ホームページ
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report(リポート) 過去の災害を教訓に、備えの大切さを伝えたい

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講師をする地域防災リーダーの槇尾英樹さん

 6月某日、三入中学校(安佐北区)で、地域住民約100人による防災訓練が行われました(メイン写真)。これは、三入東小学校区の自主防災会が主催し、同学区の地域防災リーダーが中心となって準備、開催したものです。
 地域防災リーダーをまとめる佐々木満(ささき みつる)同会会長は「平成30年7月の豪雨災害を教訓に、防災意識が薄れないよう訓練などを続けています。災害時を想定した避難所開設訓練では、毎回、課題が浮き彫りになります。それらを地域防災リーダーらで話し合い、改善するようにしています」と話します。
 
父の活動する姿で防災士に
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 この日、参加した地域防災リーダーの中で最年少の県立広島高2年、槇尾優舞(まきお ゆうま)さん(16・上写真)は「中学生だった平成30年7月の豪雨災害の時、地域防災リーダーの父と一緒に土砂撤去などのボランティアをしました。災害を目の当たりにして、防災の知識が必要であることを痛感し、防災士の資格を取りました。父の『若い人がリーダーとなり、一人でも多くの人に防災や減災の知識を伝えてほしい。命の大切さを実感し、厳しい自然現象を乗り越えていってほしい』という願いを胸に、災害に備えることの重要性を伝えていきたいです」と意気込みを語ってくれました。

◆問い合わせ先:災害予防課(電話504-2664、ファクス504-2802)

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