映像文化ライブラリー開館40周年
5月1日に開館40周年を迎える同館で、記念企画「新藤兼人(しんどうかねと)特集」を開催します。
●場所 中区基町3-1
●開館時間 火曜日〜土曜日の午前10時〜午後8時(日曜日、祝日・休日、8月6日は午後5時まで)
●休館日 月曜日(8月6日と祝日・休日は開館)、祝日の振替日、12月29日〜1月4日
●鑑賞料 大人510円、高校生相当年齢・シニア250円(上映作品により変更あり)
地方自治体初の映像・音楽専門施設
映像文化ライブラリーは、市が目指す国際平和文化都市実現の一環として、1982年5月1日に開館しました。
原爆や広島に関するフィルムをはじめとした日本映画などの映像資料とレコード・CDなどの音楽資料を収集・保存、上映などを行う専門施設です。
知られざる名作に会える場所
同館ホールでは、所蔵する日本の名作映画をはじめ、目に触れる機会の少ないアジアやヨーロッパなどの作品も上映しています。
※毎月本紙1日号6ページで上映スケジュールの一部を掲載しています。詳しい上映スケジュールは、
同館ホームページで
開館40周年 生誕110年
新藤兼人特集
広島市出身の新藤兼人監督の生誕110年、没後10年にちなみ、開館40周年記念企画として「新藤兼人特集」を開催。人間の心の深淵や社会問題、戦争や原爆がもたらす悲劇、自らの家族や故郷広島など、さまざまなテーマに取り組んだ新藤作品の数々を、ぜひこの機会にご鑑賞ください。
■第1期(4〜6月)
監督デビュー作「愛妻物語」、被爆体験をテーマの中心に据えて国内外で大きな反響を呼んだ「原爆の子」、セリフを用いない斬新な手法でモスクワ国際映画祭のグランプリを受賞した「裸の島」など
■第2期(10〜11月)
1970年代以降の作品を上映。隣接の中央図書館で、「新藤兼人展」を開催予定
■第1期の上映スケジュール
| 上映日 |
作品 |
| 4月13日水曜日 |
愛妻物語 |
| 14日木曜日 |
雪崩 |
| 15日金曜日 |
縮図 |
| 17日日曜日 |
女の一生 |
| 20日水曜日 |
どぶ |
| 5月1日日曜日 |
原爆の子 |
| 3日祝日 |
狼 |
| 4日祝日 |
銀心中 |
| 7日土曜日 |
流離の岸 |
| 8日日曜日 |
女優 |
| 12日木曜日 |
海の野郎ども |
| 13日金曜日 |
悲しみは女だけに |
| 14日土曜日 |
第五福竜丸 |
| 15日日曜日 |
花嫁さんは世界一 |
| 18日水曜日 |
恋人
らくがき黒板 |
| 19日木曜日 |
裸の島 |
| 6月2日木曜日 |
人間 |
| 3日金曜日 |
母 |
| 4日土曜日 |
鬼婆 |
| 5日日曜日 |
悪党 |
| 9日木曜日 |
尖石遺跡
蓼科の四季 |
| 10日金曜日 |
本能 |
| 11日土曜日 |
性の起原 |
| 12日日曜日 |
薮の中の黒猫 |
| 15日水曜日 |
強虫女と弱虫男 |
| 16日木曜日 |
かげろう |
| 17日金曜日 |
触角 |
| 18日土曜日 |
裸の十九才 |
※上映時間・鑑賞料は、同館ホームページなどでご確認を
新藤兼人
1912年、佐伯郡石内村(佐伯区五日市町石内)生まれ。1934年、映画界に入る。1951年、「愛妻物語」で監督デビュー。98歳で監督を務めた「一枚のハガキ」が遺作となる。2012年、100歳で逝去。
2003年、市は、原爆の悲惨さや核実験による被爆の悲劇をテーマとした作品を通じて平和を訴えるなど、平和の推進と文化の振興に尽力したとして、名誉市民の称号を贈る。

©近代映画協会
◆問い合わせ先:映像文化ライブラリー(電話223-3525、ファクス228-0312)