自分たちのまちは自分たちで創り、守る
市は、住民の自助、共助を支える地域コミュニティの活性化に取り組みます。
地域コミュニティの役割
防災、防犯、福祉、子どもたちの育成、環境美化、交通安全、伝統文化の維持、スポーツなど、日々の暮らしを充実させる上で欠かせない役割を担っています。また、地域資源を活用した活動により、まちのにぎわいを創出しています。
現状と課題
地域コミュニティの活力低下
定年延長や共働きの増加、個人の価値観の多様化などによって、地域コミュニティの活動に参加する人が減少しています。また、これにより活動を支えている人材の高齢化や後継者の不足などが進んでいます。
地域コミュニティが衰退するとどうなるの?
地域コミュニティが衰退すると、災害時などの緊急時の住民同士の助け合いができない、まちの治安や景観が悪化する、地域の伝統文化がなくなるといった問題が生じ、個人の日々の暮らしに悪影響を及ぼします。
地域コミュニティ活性化ビジョンを策定
-持続可能な地域コミュニティの実現に向けて-
市は、住民同士が支え合い、安全・安心に暮らすことができる地域を創るため、本年2月に「広島市地域コミュニティ活性化ビジョン」を策定しました。今後、このビジョンに基づき市民主体のまちづくりを支援します。
◆市民主体のまちづくりを進めるための4つの視点
1.多様な主体の連携
地域団体、NPO、企業などが持つ人材、ノウハウなどを活用して、多様な課題を解消
2.新たな担い手の発掘・育成
さまざまな世代・立場の人が交流する場をできるだけ創り、郷土愛の醸成や将来のまちづくりを担う人材を発掘・育成
3.地域特性に応じた活動
地域ごとに異なる課題の解決や、各地の特産品や文化・歴史資源を活用したまちづくりなど、地域特性に応じた活動を実施
4.活動基盤の強化
住民が気軽に立ち寄れる活動拠点づくり、ICT(情報通信技術)を活用した迅速な広報活動や、行政の補助金の活用など、活動基盤を強化
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◆これからの地域コミュニティ
今後、おおむね小学校区を単位として、地域団体とNPO、企業などが連携する体制に段階的に移行していけるよう、地域の状況に応じて、支援していきます。
◆課題の解決に向けた地域の活動事例
住民の生活支援
地域に役立つ仕事をする「協同労働」団体を設立し、やりがいを感じながら困り事をサポート

網戸の修理
地域の絆づくり
公園でのラジオ体操を通じて、住民の交流や高齢者の見守りの場を確保

ラジオ体操
地域ぐるみの子育て
地域の各団体が連携し、小学校の協力を得て、星空の下、校舎の壁をスクリーンにした上映会を開催

映画観賞会
詳しくは市ホームページで

この記事は、主に右記SDGs(エスディージーズ)のゴールの達成に役立つものです。
【SDGs…持続可能な開発目標】
◆問い合わせ先:コミュニティ再生課(電話504-2867、ファクス504-2029)