三.防災の巻 ‐防災意識を高めるために‐
◆問い合わせ先:地域起こし推進課(電話831-4926、ファクス877-2299)
日本防災士会広島県支部
広島地区長 防災士
石田 時彦(いしだ ときひこ)さん
石田さんは、安東学区を中心に防災士として、安東小学校での出前講座など、地域に根差した取り組みを行っています。
「防災で大切なのは、自分が住んでいる場所の危険性を知ることです。過去に起こった災害の歴史や、危険区域などを把握していると、いざ災害が起こったときに、自分がどう行動するかを考える指標になります。
日頃からできる取り組みとして、ローリングストックという備蓄方法があります。月に1回などルールを決め、買い置きしている食品を食べてその分買い足す日をつくることで、防災について考える習慣がつきます。災害や防災を他人事だと思わず、自分のできることから始めてみてください。皆さんも『あなたの町の防災士』として、私たちと一緒に活動しませんか?」
“ローリングストック”とは?
普段の食品を少し多めに買い置きしておき、賞味期限の古いものから消費し、消費した分を買い足すことで、常に一定量の食品を家庭に備蓄する方法です
山本学区自主防災会 連合会長 防災士
岡野 康紀(おかの やすのり)さん
昨年8月の豪雨災害で多くの被害があった山本学区で活動している岡野さんは「長期にわたり避難所を開設した中で、女性の力の必要性を感じました。防災士の多くは男性なので、トイレや授乳スペースに必要な物資の不足などになかなか気が付けませんでした。幅広い視点から災害に対応していくためにも、老若男女問わず皆さんが意識を高めていけたらいいですね」と話します。