特集/子どもが輝く、私も輝く
保育士の魅力
現場で働く保育士に、保育士になったいきさつや、保育士になりたい人へのメッセージなどを聞きました。
2.保育士インタビュー
ぎゅっと抱き合って喜びを共にする姿を見て転職を決めました
みどりの森みらい保育園分園勤務
山本喬之(やまもと たかゆき)幼児主任保育士(41)
営業マンから保育の現場へ
学生の頃から「人の役に立つ仕事がしたい」と思っていましたが、将来保育士になるとは想像していませんでした。転職のきっかけは、最初の勤め先である音楽関係の会社の営業で、幼稚園のお遊戯会に関わらせていただいたこと。先生が子どもたちに「頑張ったね」と声を掛け、ぎゅっと抱き合って喜びを共にしている姿を目にしていくうち、こういう現場で仕事をしてみたいと思うようになりました。
37歳で保育士への転身
まずは幼稚園教諭を目指し、24歳で短大に入学して資格を取得。幼稚園教諭として10年を過ごしました。けれど「保育園でも、自分がどこまでできるのか挑戦したい」という気持ちが湧き上がり、37歳で保育士への転職を決めました。
今は毎日が楽しいです。長い時間子どもと一緒に過ごすと、笑う時間も多くなり、子どもたちの反応の豊かさにわくわくします。
「心が通い合う」を実感
保育の現場は、自分のやったことが直接誰かのためになっていると実感できる職場です。子どもたちは大人が思う以上に大人をよく見ており、そんな子どもたちが心を開いてくれた時は、「自分はここに必要なんだ」と強く感じることができます。
子どもたちと心で関わり合える喜びを、現場で体験してみませんか。
「先生!」と寄ってきてくれる笑顔にいつのまにか元気付けられて
りらっくす温品保育園勤務
竹田佳恵(たけだ かえ)保育士(26)
保育園で職業体験
小さな頃から子どもが好きで、中学2年生の時、職業体験で保育園を選びました。1週間の体験でしたが、子どもの成長の早さに感動し、子どもたちを見守っていきたいと思うようになりました。
新米保育士として働く日々
進学先は保育園で働くことができる短大を迷わず選びました。卒業後は地元兵庫県で保育士を始め、とにかくがむしゃらに働きました。
事務仕事にも追われ、気持ちが前向きになれない時でも、子どもたちは「先生!」と笑顔で寄ってきてくれるんです。「頑張らなくちゃ」という気持ちになり、いつの間にか私も笑顔になっていました。
結婚後、保育の現場を離れて
保育士3年目の時、結婚退職し、広島に引っ越すことに。とりあえず保育士以外の仕事を始めましたが違和感しかありません。「自分がしたいことはこれじゃない、保育士がしたい!」と強く思うようになり、復職を決めました。
みんながサポートしてくれる現場
いったん離れた経験があるからこそ、この仕事の魅力が分かります。保育士はみんな、子どもと関わることを一番大切にし、子どもが大好きという共通の思いを持っています。
保育士になりたい気持ちがあれば、みんながサポートしてくれます。一歩踏み出せば、子どもたちの笑顔が待っていますよ!