特集/子どもが輝く、私も輝く
保育士の魅力
未来の世界をつくるのは今の子どもたち。今回は、子どもたちの成長を見守り、寄り添う仕事である保育士について紹介します。
1.保育士の1日
保育士がどんな仕事をしているのか、保育士の目を通して、みどりの森みらい保育園分園(西区)での1日を見てみましょう。

山本喬之(やまもと たかゆき)さん
分園で唯一の男性保育士です。子どもの体力に驚く毎日です。

野上未佑(のがみ みう)さん
新任で担当した1歳児を今年も担当。子どもたちの成長を感じています。
午前7時30分 保育士出勤・園児登園
勤務時間が早い保育士は7:15までに出勤します。登園時には、園児の様子をよく見て確認(視診)します。機嫌が良くないなどいつもと違うことがあれば、保護者から事情や様子を聞きます。
午前9時 午前の活動
原則、年齢ごとのクラスに別れて活動します。遅番の保育士も午前10時半には出勤。晴れの日は園外へ出掛けることも。園バスで出掛ける時は、大型自動車第2種運転免許を持つ山本保育士が運転することもあります。行き先や活動の目的は、事前に園児が主体となって決めています。この日は雨のため、3歳未満児には室内遊具を出して、楽しみながら運動できる環境にしました。年中組(4〜5歳児)は、子どもたちが育てて収穫した枝豆を一緒にゆでて食べました。
正午 昼食
この園では園児の自主性を尊重し、昼食時間をきっちり決めていません。コロナ禍以前は、準備から片付けまで園児同士でできる環境にしていましたが、現在は保育士と園児が一緒に行います。
午後1時 昼寝
眠れない子どもがいても当たり前。なかなか寝付けない子には、優しく声を掛けたり、本を読んだりします。また、睡眠中の事故が起きないよう、年齢に応じた頻度で呼吸を確認します。
午後1時半 書類の作成など
昼寝の見守りと事務仕事を交代でします。保育の様子を保護者が確認できるよう、活動内容や写真を配信したり、保育計画を立てたりします。会議などもこの時間に行います。
午後3時 おやつ
昼寝から目覚めた子から自分たちで配膳。布団の片付けなど、保育士は園児ができないことを手伝います。起きられない子は、保育士が優しく起こします。
午後3時半 午後の活動
外遊びの時間(雨天時は部屋遊び)です。園庭や室内で好きなことをして過ごす園児を見守りながら、翌日の準備。出勤時間が早い保育士から順次退勤します。
午後5時 園児の見送り・延長保育
保護者に1日の様子や、必要な事項を伝えます。朝と帰りの保護者との時間を大切にしています。延長保育(最長午後7時半)利用の園児には、簡単な食事を用意します。
◆問い合わせ先:保育指導課(電話:504-2154、ファクス:504-2254)