■「国際平和文化都市」を実現するための3本の柱■
総合計画
| 基本構想 広島市の将来の都市像とそれを実現するための施策の構想 |
基本計画
基本構想を達成するための施策の大綱を総合的・体系的に定める長期計画
実施計画
実施計画（基本計画の実施のために必要な事務事業の計画などを定める中期計画）を、総合戦略として位置付け
| 人口の将来展望 |
総合戦略では、来るべき人口減少に備え、人口に関して市民の皆さんと認識を共有し、目指すべき将来の方向と人口の将来展望を示しています。総合戦略に基づく施策を市民の皆さんと着実に推進していくことにより、2060年時点で、広島市では人口110万人の維持を、広島広域都市圏では人口200万人の維持を目指します（下表参照）。
広島市の総人口の将来展望
広島広域都市圏の総人口の将来展望
みんなが考え力を合わせて、まちづくりに取り組むことが大切だワン！
■「国際平和文化都市」を実現するための3本の柱■
※基本構想と基本計画は原文どおり
| 世界に輝く平和のまち |
●核兵器廃絶と世界恒久平和の実現
●「ヒロシマの心」の共有の推進
●世界の平和と人権問題の解決など市民生活の安寧の確保に向けた貢献
実施計画の主な事業の一部を紹介！
◆世界の都市などと連携した取り組み
平和首長会議の加盟都市、市民、NGOなどと連携し、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に向けたさまざまな取り組みを展開する。
◆「迎える平和」の推進
世界の為政者や若者へ被爆地訪問を呼び掛けるとともに、核兵器廃絶に向けた議論をするための国際会議の誘致に取り組む。
◆国内外での原爆・平和展の開催
被爆の実相を広く伝え、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に向けた世論を醸成するため、国内外の諸都市において原爆・平和展を開催する。
◆人権意識の啓発
人権尊重への理解を深め、日常生活において人権尊重の態度や行動をとることができるよう、人権意識の高揚を目指した啓発事業などを推進する。
| 国際的に開かれた活力あるまち |
●都市機能の充実強化
●産業の振興
●観光の振興
●国際交流・国際協力や多文化共生の推進
●デルタ市街地やその周辺部、中山間地・島しょ部のまちづくり
●区における住民を主体としたまちづくり活動の充実
●広島広域都市圏の発展への貢献
◆魅力ある都心づくり推進事業
広島駅周辺、紙屋町・八丁堀地区のエリアマネジメント活動への支援など、広島都市圏の発展をけん引する都心部のにぎわいの創出や回遊性の向上のための取り組みを行う。
◆広島城の魅力向上事業
観光都市としての回遊性向上を図るため、にぎわい施設の整備などを行うとともに、被爆以前の歴史や文化に関するイベントを開催する。
◆中山間地・島しょ部での地域資源を生かしたまちづくりの推進
各地域が有する自然や温泉、歴史、文化、伝統などの地域資源の活用などにより、中山間地・島しょ部の活性化に取り組む。
◆区の魅力と活力向上推進事業
区役所が、住民の主体的かつ継続的な活動を効果的に支援することによって、魅力と活力のあるまちづくりを推進する。
◆圏域特産品の販売促進事業
圏域特産品の販路・消費の拡大のため、広域都市圏内や首都圏のイベントでのPRのほか、地域商社を活用した販売促進事業に取り組む。
| 文化が息づき豊かな人間性を育むまち |
●高齢者や女性を始め全ての市民の意欲と能力が発揮できる環境づくりの推進
●文化・スポーツの振興
●地域コミュニティや多様な市民活動の活性化
●地域共生社会の実現
●保健・医療・福祉の充実
●未来を担う子どもの育成と教育
●安全・安心に暮らせる生活基盤の整備
●環境と調和した循環型社会の形成
◆総合文化芸術イベントの開催
文化芸術に触れる機会を提供するとともに、国際平和文化都市としての認知度を高めるため、音楽とメディア芸術を柱とした総合文化芸術イベントを開催する。
◆“まるごと元気”地域コミュニティ活性化補助事業
町内会・自治会、子ども会、地区社会福祉協議会などが地域コミュニティの活性化を図るため、新たに主体的・継続的に行う取り組みを支援する。
◆地域子育て支援拠点事業
育児不安の軽減や乳幼児の健全育成を図るため、常設オープンスペースにおいて、子育て親子の交流の場の提供や子育てに関する相談・情報提供などを行う。
◆高齢者いきいき活動ポイント事業
高齢者の社会参加を促進するため、地域のボランティア活動や介護予防などの活動への参加実績に基づきポイントを付与し、奨励金を支給する。
◆防災まちづくり事業
わがまち防災マップ作成、防災リーダー養成、防災訓練、防災ライブカメラの設置について支援を行う。
市が目指す「平和な社会」とSDGsは方向性が同じ
どうして基本計画にSDGsが載っているワン？
市が従来から目指している「平和」（戦争がないというだけでなく、良好な環境の下に人類が共存し、一人一人の尊厳が保たれながら人間らしい生活が営まれている状態）の実現とSDGsが目指す「誰一人取り残さない」社会の実現は方向性が一致しています。このため、基本計画に掲げる施策とSDGsの17のゴールとの対応関係を示すことで、市民はもとより国内外の人々の共感を得ながら基本計画に基づく取り組みを推進し、あわせてSDGsの着実な達成を目指していきます。
カラーホイール：17のゴールが相互につながり関係し合っていることを示すSDGsのシンボルマーク
SDGs17のゴールのアイコン
