マスクを着けて過ごす いつもと違う夏
熱中症に注意が必要です
「新しい生活様式」の中で過ごす初めての夏、マスクを着けての生活が求められますが、マスクを着けることで熱中症のリスクが高まると考えられています。例年以上に注意しましょう。
熱中症の約40%が住居で発生
熱中症とは、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態のことです。高温多湿な環境に長くいることで、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れて発症します。屋外だけでなく、屋内で何もしていない時でも発症し、救急搬送が必要になったり、場合によっては死亡したりすることもあります。約40%が住居(敷地内)で発生しており、日頃から注意が必要です。
マスクで高まる熱中症リスク
マスクを着けると、体外に熱を発散しにくくなり、心拍数や体温が上昇して、身体に負担が掛かることがあります。
また、口の中の湿度が保たれるため、のどの渇きを感じにくくなったり、マスクを外すことをためらったりして、水分を取る機会が減ることも考えられます。
マスクを着けている時も、こまめな水分補給を心掛けましょう。また、屋外で人と2m以上の距離が確保できる場合には、マスクを外しましょう。
一人一人の予防が大切
昨年の5月〜9月、広島県では熱中症の救急搬送が1,587件ありました。医療機関への搬送が増えれば、新型コロナウイルス感染症への対応と相まって医療機関への大きな負担となります。
一人一人が予防方法を実践し、熱中症の搬送者ゼロを目指しましょう。
熱中症の症状
●手足のしびれ ●めまい・立ちくらみ ●こむら返り
●吐き気 ●嘔吐(おうと) ●倦怠感 ●意識がない
●呼び掛けに対する返事がおかしい など
熱中症予防のポイント
熱中症を予防するため皆さんに心掛けてもらいたいことを、広島広域都市圏マスコットキャラクターの「はっしー」が紹介します。
●周りに人がいなければマスクを外す
屋外で人と十分な距離(2m以上)が確保できるときは外す

ひろしま都市犬
はっしー
●こまめに水分補給
のどの渇きを感じなくても、こまめに水分を補給
●暑さを避ける
屋内では
◆扇風機やエアコンで温度を調節
◆カーテン、すだれを利用
感染症予防のため、窓を開けたり換気扇を使ったりして、換気をするのも忘れずに
屋外では
◆日傘や帽子を着用
◆日陰を利用してこまめに休憩
暑い日や暑い時間帯を避けるなど、外出のタイミングを工夫する
●健康管理
◆日頃から体温測定、健康チェック
◆暑さに備えた体づくり
適度な運動で暑さに負けない体力づくりを。水分補給しながら、無理のない範囲で毎日30分程度体を動かす
◆問い合わせ先:健康推進課(電話504-2290、ファクス504-2258)