学会発表一覧
学会発表は、行った調査・研究の目的や結果を多くの専門家の前で公表することにより客観的な評価を受けることができ、調査・研究をさらに充実したものにするために極めて重要です。
学会発表 詳細 19_01
学会名 |
第55回日本ウイルス学会学術集会 |
日時 |
平成19年10月21日~23日 |
場所 |
札幌市 |
発表者 |
野田 衛 |
演題名 |
カキ混合検体からのノロウイルス濃縮操作におけるアミラーゼ処理の有用性(2) |
内容 |
昨年発表した、カキからのアミラーゼ処理によるノロウイルス濃縮操作をさらに改良することを目的に、PEG6000、NaCl、αアミラーゼの使用濃度の最適化とカキ中腸線からの遊離法について検討した結果、PEG6000は12%、NaClは1M、αアミラーゼは25mg/10mlが最も回収率が高かった。これらの結果からアミラーゼ処理を行い、至適化した条件でアミラーゼ添加PEG沈澱を行うことで、カキからのNV検出は大幅に改良できると考えられた。 |
学会発表 詳細 19_02
学会名 |
ノロウイルス感染症・食中毒予防講習会 |
日時 |
平成19年11月13日 |
場所 |
広島市 |
発表者 |
阿部 勝彦 |
演題名 |
ノロウイルスの特徴と検査について |
内容 |
ホテル・給食施設・高齢者施設等の調理責任者・施設管理者を対象に、ノロウイルスの糞便中への排泄量、生存性、排出期間、不顕性感染の割合と広島市での検出ノロウイルスの遺伝子解析について講習した。 |
学会発表 詳細 19_03
学会名 |
第21回生活衛生関係業績発表会 |
日時 |
平成20年3月26日 |
場所 |
広島市 |
発表者 |
阿部 勝彦 |
演題名 |
ノロウイルス検査の現状 |
内容 |
ノロウイルス検査の流れ、2004年から現在までのノロウイルスの検査件数の増大により、業務や予算を圧迫している現状、微量汚染された検体について、新たな検査法を用いることで初めて食品、スワブよりノロウイルスを検出したことを発表した。 |
学会発表 詳細 19_04
学会名 |
第21回生活衛生関係業績発表会 |
日時 |
平成20年3月26日 |
場所 |
広島市 |
発表者 |
山本 美和子 |
演題名 |
広島市域におけるヒトメタニューモウイルスの検出状況 |
内容 |
ヒトメタニューモウイルスの検出状況は、2006年は3月に最も多く、1月から8月まで検出された。しかし、2007年は2月から12月まで検出された。臨床症状は、発熱が最も多く97%で、患者の平均体温は39.4℃と高熱であった。次に肺炎等の下気道炎症状(82%)、咽頭炎等の上気道炎症状(27%)であった。その他の症状(6.1%)は、筋肉痛、意識障害、吐き気等であった。主要な臨床症状は、高熱と下気道炎であり、インフルエンザと類似していた。 |