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点検の方法について

ページ番号:0000012248 更新日:2019年10月21日更新 印刷ページ表示

住宅用火災警報器(煙式)の点検について

住宅用火災警報器は、一度設置すれば、ずっと使用することができるものではなく、定期的なメンテナンス(維持管理)が必要です。

また、維持管理を怠ると、いざ火災が発生した場合に正常に作動せず、火災の発見が遅れて大惨事になる可能性もあります。

住宅用火災警報器(煙式)は、次の2つのポイントに注意して適正に維持管理してください。

ポイント1:定期的なお手入れを実施しましょう。

左の写真は、みなさんの家でもお馴染みの「住宅用火災警報器」ですね。

みなさんに定期的なお手入れをお願いしたい部分は,赤線で示す部分になります。

住宅用火災警報器正面から見た写真です。

火災が発生すると、大量の煙が発生します。

発生した煙が、赤線で示す部分に入ることによって警報器が反応し、「火事です!火事です!」などの警報音を発報し、危険を知らせます。

赤線で示す部分にホコリなどが付着していると、煙が入りにくくなり正常に作動しない可能性があります。

住宅用火災警報器を真横から見た写真です。

手入れとしては、右の写真のように乾いた布などを準備していただき、ホコリを取り除いてください。

高所での作業になりますので、イスなどに登って行う場合は、脚が安定しているものを選び、転倒等により怪我をしないように十分気をつけましょう。

また、作業は出来れば2人以上で行うことをおすすめします。

ホコリを拭き取るには、乾いた布を使用してください。

ポイント2:定期的な作動確認を実施しましょう。

住宅用火災警報器は、電池等を電源として作動する「機械」です。

電池切れや、配線の接触不良等があると正常に作動しない可能性があります。

それを防ぐために実施していただきたいのが定期的な作動確認です。

右の写真をご覧ください。手で紐を握っているのが分かりますか?

住宅用火災警報器には、このような「紐」や「押しボタンが必ず設置されています。

これらは、作動確認を行うためのもので、正常に作動するか否かを確認する際に使用します。

作動確認方法は簡単で、「紐を引っ張る」「ボタンを押す」ことによって正常であれば「火事です!火事です!」などの警報音が鳴れば正常です。

もし、警報音が鳴らなければ、電池切れなどの可能性があり、正常に作動していません。

その場合は、本体についていた取扱説明書などを参照し、本体の交換や電池の交換を行ってください。

住宅用火災警報器の作動確認を行っています。

メーカーによって異なりますので、必ず取扱説明書を確認するようにしてください。

また、一般社団法人日本火災報知機工業会のホームページに、機種別の警報音や音声、点検方法が掲載されていますのでこちら<外部リンク>をご覧ください。

その他注意事項

  • 作動確認を行う際は、必ず家の戸閉まりを行い、隣近所に警報音が響かないように注意し、近所の方が、「火事!」と勘違いしないよう十分に気を付けましょう。
  • 害虫駆除の燻煙剤による煙でも、火事の煙と誤認識し、作動する場合があります。
    燻煙剤を使用する場合は、煙の流入部分をビニール袋などで覆い、煙が入らないような措置をしてください。