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平成28年第13回教育委員会議(10月定例会)会議録

平成28年第13回広島市教育委員会議会議録

 平成28年10月21日(金曜日)、平成28年第13回教育委員会議(定例会)を教育委員室において開催した。

1 開会及び閉会に関する事項

  • 開会 午後1時30分
  • 閉会 午後2時30分

2 出席委員

  • 委員(委員長) 井内 康輝
  • 委員 溝部 ちづ子
  • 委員 藤本 圭子
  • 委員 栗栖 長典
  • 委員 鈴木 由美子
  • 委員(教育長) 尾形 完治

3 事務局等の出席者

  • 教育次長 隅田 一成
  • 青少年育成部長 荒瀬 尚美
  • 学校教育部長 山本 直樹
  • 指導担当部長 湧田 耕辰
  • 総務課長 谷 康宣
  • 施設課計画担当課長 龍田 克彦
  • 育成課長 蓼原 清道
  • 育成課非行防止・自立支援担当課長 高山 茂己
  • 指導第一課長 松浦 宰雄

4 傍聴者等

 1名

5 議事日程

  • 議題1 広島市立学校通学区域審議会の答申について(報告)
  • 議題2 「青少年からのメッセージ」の募集結果について(報告)
  • 議題3 第30回広島市青少年健全育成市民大会の開催について(報告)
  • 議題4 平成28年度第1回「広島市青少年問題協議会」の開催について(報告)
  • 議題5 平成29年度広島市立幼稚園の募集定員について(報告)

6 議事の大要

井内委員長

 ただ今から、教育委員会議定例会を開催いたします。
 本日は、傍聴の方もお見えになっておられますが、お手元にお渡ししております注意事項をよくお読みいただき、静粛に傍聴していただきますようお願いいたします。
 本日の議事録署名者は、溝部委員と栗栖委員にお願いいたします。
 それでは、議題に入ります。
 議題1「広島市立学校通学区域審議会の答申について」を議題といたします。
 本件は報告案件でございます。内容につきまして、施設課計画担当課長から説明を受けます。よろしくお願いします。

施設課計画担当課長

 施設課計画担当課長の龍田と申します。よろしくお願いします。
 議題1の「広島市立学校通学区域審議会の答申について」を御報告させていただきます。座って説明させていただきます。
 お手元の資料の2ページを御覧ください。この報告は、平成29年4月に開校予定の、仮称でございますが、石内北小学校の通学区域審議会の答申についての報告です。
 通学区域審議会の委員の任命又は委嘱につきましては、本年7月の教育委員会議で御承認をいただきましたが、通学区域審議会は、「1 開催日時」にありますように、去る9月2日にこの教育委員会教育委員室で開催されました。
 「3 出席者」のとおり、審議会委員11人が出席されましたが、1名欠席でした。
 「4 諮問事項」でございます。先ほども説明いたしましたとおり、来年4月1日付けで開校予定の(仮称)石内北小学校の通学区域の設定についてです。この諮問の文書は、3ページのとおりです。(仮称)石内北小学校の通学区域を、石内北一丁目から五丁目に設定したいとの諮問でございます。
 5ページの図面をお開きください。石内北小学校は、真ん中辺りにある黒い印のところが予定地で、現在はここ全体が伴南小学校区となっておりますが、今回、道路を挟んで、上を伴南小学校、下の石内北一丁目から五丁目に分けるものでございます。つまり、通学区域を安佐南区と佐伯区の区界で分けるというものです。
 2ページにお戻りください。「5 答申内容」でございますが、出席者11人の全会一致の採決によりまして、諮問のとおり、通学区域を設定することを適当と認めるという旨の答申をいただきました。この答申書は6ページのとおりでございます。諮問のとおり、石内北一丁目から五丁目を通学区域とする内容の答申がされましたので、御報告いたします。
 度々で申し訳ありませんが、2ページにお戻りいただきまして、「6 今後のスケジュール」ですが、12月市議会定例会に石内北小学校の設置に伴う広島市立学校条例の一部改正議案を提出させていただきます。これは、学校の名称及び位置の設定を行うものでございます。12月議会の議決を経た後、12月の教育委員会議において、通学区域に関する規則の一部改正議案を提案させていただき、正式に通学区域を決定したいと考えております。よろしくお願いいたします。
 最後になりますが、9月2日に開催された通学区域審議会の概要です。資料の7ページをお開きください。日時、場所、出席者等を記載しております。傍聴の方も1人いらっしゃいました。
 具体的な質疑内容につきましては、8ページをお開きください。委員からは、中学校の通学区域のこと、あるいは通学の際の安全対策などに関する意見、御質問がございました。具体的には、「石内北小学校が安佐南区の大塚中学校の通学区域となることへの地元の了解を得ているのか。」というような質問や、「通学路途上にある団地内のメーン道路への信号機の設置について、警察署への働きかけを教育委員会からもお願いしたい。」というような意見もございました。こういった信号機の設置や、横断歩道の設置のような意見や質問はありましたが、これにつきましては、8月10日、現地において、学校、地元を含め、合同で点検をいたしました。その後、横断歩道、信号機等を設置していただきたいということについては、学校を通じて教育委員会に要望があり、改めて区役所や警察署へそういった要望を届けております。報告は以上でございます。

井内委員長

 ありがとうございました。
 ただ今の説明につきまして、何か御質問等はございませんでしょうか。

溝部委員

 通学区域については、よく分かりましたし、全会一致ということで良かったと思っていますが、質問は4ページです。真ん中の通学区域の表の中にある児童数ですが、現在、伴南小の子どもたちが1,142人いますが、分離したら176人が石内北小に行くということですか。

施設課計画担当課長

 1,142人は、平成28年5月1日時点の伴南小学校の児童数です。(仮称)石内北小学校の開校時点の児童数を176人と見込んでおります。

溝部委員

 分離した後の伴南小学校は随分大多数であると思いますが、伴南小学校の児童数は分離以後も増える可能性はあるのですか。

教育次長

 伴南小は、毎年減っていきます。

溝部委員

 もう減っていくんですね。

教育次長

 はい。石内北小が、平成38年度800人程度で、これがピークになります。

溝部委員

 なるほど、そういう推測をしておられるのですね。石内北はまたどんどん住宅が建っていくということですね。

教育次長

 はい、そうです。

溝部委員

 分かりました。

井内委員長

 これは、大塚駅のところから、こころへ真っすぐ上がる、あの道路のことですね。

施設課計画担当課長

 そうです。その道路です。

井内委員長

 信号機をそこに付けてくださいという話ですか。

施設課計画担当課長

 そこではなくて、信号機は、真っすぐ上がっていって、その大きな道路から石内北側に向けて左に曲がる道があるのですが、そこが片側2車線、全体では4車線あるメーン道路となっています。そこから小学校の方にはまた左折をするという形になるのですけれども、そこに信号機を付けてほしいという要望でございます。

井内委員長

 結構、道路が広いですよね。私は、準地元みたいなものなので、分かっているのですが、通学するときに、子どもたちが危険ではないかなという気がしないでもないのですが、今、歩車分離式の信号機というものがありますよね。特に左折するときに、大きな車が左側が見えないとか、いろいろありますよね。そういうのも是非警察で考えていただいて、子どもたちの通学路の安全の確保をお願いしていただきたいと思います。よろしくお願いします。

施設課計画担当課長

 信号機については、教育委員会としても警察に何度か要望に行っており、最終的には警察署の本部で決めるということで、優先順位も少しあるようですので、年度内の設置というのは少し難しいという状況はあるようです。

井内委員長

 小さい子も通うわけですから、できれば4月の開校時に間に合わせてもらいたいと思います。

施設課計画担当課長

 できるだけ早くということで、今後も要望してまいりたいと思っております。

井内委員長

 よろしくお願いいたします。
 他はよろしいですか。
 どうもありがとうございました。この案件は報告案件でございました。
 次に行きたいと思います。議題2「『青少年からのメッセージ』の募集結果について」を議題といたします。
 本件は報告案件でございます。内容につきまして、育成課長から説明を受けます。よろしくお願いします。

育成課長

 育成課長でございます。皆様方には日頃から大変お世話になっております。
 それでは、議題2の本年度の青少年からのメッセージの募集結果につきまして、御報告させていただきます。座って説明させていただきます。
 資料の9ページを御覧ください。この事業につきましては、5月の定例会で募集について説明させていただいたものでございます。
 1の「事業の目的」ですが、青少年の自己表現や自己実現の機会を提供して、青少年自身の人格形成に資するとともに、地域社会における青少年の健全育成に対する関心を高めるというものでございます。
 2の「事業の概要」の(1)の「テーマ」につきましては、今年度は、子どもたちに未来の自分を思い描き、その夢の実現に向けて一生懸命頑張る思いを伝えることで、社会を構成する一員としての自覚を持ち、自分の能力を精一杯発揮しながら、社会を生き抜く力を身に付けてもらうため、「未来の自分のために今がんばること」といたしました。
 (4)の「募集期間」は、本年の6月1日から7月8日までで、市内の全小学校、中学校、高等学校、特別支援学校等へ応募用紙を送付するとともに、広島市立の学校には、小・中・高等学校の校長会へ、指導第一課、指導第二課とともに伺いまして、社会的、職業的自立に向け、必要な能力等を育てるキャリア教育、進路学習の一環として取り組んでいただくようお願いをさせていただきました。
 (5)の「応募結果」でございますが、下の表で網かけをしておりますように、作文部門が1万3,438点、漫画・イラスト部門が170点、合計1万3,608点の応募をいただきました。これは、昨年度を約2,000点上回る過去最高の応募数であり、本当にたくさんの子どもたちに将来の自分のことを真剣に考え、その夢の実現に向けて頑張る思いを持ってもらうことができたと考えております。
 次に、資料の10ページを御覧ください。選考ですが、10月3日に審査委員会を開催いたしました。審査委員会の審査委員は、作文部門、漫画・イラスト部門とも各10名で、資料11ページに名簿を添付させていただいております。鈴木委員には毎年、審査委員として御協力いただいており、誠にありがとうございます。
 作文部門は、小学生の部、中学生の部、高校生・一般の部の3つの部門に分けて、また、漫画・イラスト部門は一括して、入選作品及びメッセージ集掲載作品を選考いただきました。
 なお、漫画・イラスト部門につきましては、小学校3年生以下の低学年の作品で入選しなかったものの中にも、小学校低学年とすれば優れた作品がありましたので、別枠で1作品をメッセージ集の掲載作品として選考していただきました。
 入選作品数は、作文部門の3つの部門、漫画・イラスト部門の合計4つの部門、それぞれにつきまして、金賞1点、銀賞1点、銅賞2点で、合計16作品でございます。それと、メッセージ集の掲載作品は、作文部門の小学生の部が21点、中学生の部が36点、高校・一般の部が9点、漫画・イラスト部門が7点で、合計73作品でございます。
 審査委員の方々からは、「子どもたちは自分の生き方に目を向け、将来のことを具体的に考えている。今が大切なんだと自分と向き合う心が芽生えており、悩みながら、将来につながっていく努力をしている。」、「具体的な将来の自分の像を持っており、真面目に将来のことを考えていることに大人が勇気づけられる思いがした。」など、御意見をいただきました。
 (7)の「表彰」ですが、入選者は、11月19日に開催される「第30回広島市青少年健全育成市民大会」において、市長が表彰するとともに、金賞受賞者4名にはステージで作品を発表していただき、その後に審査委員長から、審査を振り返っての講評をいただきます。この市民大会につきましては、次の議題で御報告させていただきますが、全市域から青少年の健全育成に関わる地域団体、学校、PTA等の関係者の皆様が600人以上参加されます。こういう場で子どもたちが市長から直接表彰され、金賞受賞者が自らの作品を発表する機会を持つことは、将来の自分のために一生懸命頑張っていく大きな励みになるものと考えております。この10月に開催されました小学校、中学校、高等学校の校長会におきまして、メッセージ集の募集を通じて子どもたちのやる気と勇気を引き出していただくため、入選した児童生徒やメッセージ集に掲載された児童生徒など、そして、掲載はされませんでしたが、応募してくれたたくさんの児童生徒の努力を校長先生方にしっかりといろいろな形で褒めていただくようお願いしてきたところでございます。
 最後に、(8)の「作品の活用」ですが、入選作品を含む73作品の優秀作品を掲載したメッセージ集を作成し、教育委員の皆様にお送りするとともに、先ほどの広島市青少年健全育成市民大会で参加者全員に配付し、また、市内の全小学校、中学校、高等学校、特別支援学校を始め、関係部署、青少年健全育成連絡協議会、公民館、図書館等に配布させていただきます。また、メッセージ集掲載作品を本市のホームページに掲載し、各学校へデータで配信することにより、青少年健全育成のために広く活用してまいりたいと考えております。
 また、12ページから17ページに、それぞれの部門ごとに金、銀、銅賞の入賞作品を添付させていただいておりますので、後ほど御覧になっていただければと思っております。
 「『青少年からのメッセージ』の募集結果について」は以上でございます。

井内委員長

 ありがとうございました。
 ただ今の説明につきまして、何か御質問等ございますでしょうか。

鈴木委員

 質問ではないですが、関係しているということでお話ししますと、「未来の自分のために今がんばること」というのは、大きく2つの傾向が見られました。一つは、具体的な職業をイメージして、その職業のために今何ができるかということ、もう一つは、人間性を挙げて、そこにもあると思いますが、温かい心の持ち主になりたいとか、優しい人になりたいとか、そういう人間性をイメージして、今これをしたいと書いている子どもたちがいました。双方に特徴的なのが、今の事実とか、その人でなければ分からない具体的な経験がありますよね。そういうものを挙げながら、自分の言葉で書いているということが何か特徴的でした。そういう御指導をされているということだと思うのですが、やはり自分の経験を自分のものとして、そして、それを公表していく力ということが、私は自己肯定感が高いなと思いました。今の自分の良さとか、今やっていることを認めるという意味で、それがいいとこだなと思いました。世の中では、だんだん自己肯定感や自尊感情が低くなっているという意見もありますが、この作品からは今を肯定している気がします。そういう自分への肯定的な感情、自尊感情が見て取れたということが良かったなと思いました。
 それから、学校数でいうと、特に中学校の作品が増えてきているということが見えまして、中学の先生方が力を入れてくださっているんだなと思いました。思春期ですので、なかなか自分に自信が持てなくなるような時期に、今頑張っていることを向き合ってちゃんと書けたというのが私は良かったのかなと思いました。
 それから、特別支援学校の生徒からのメッセージもありまして、これがまた力強い内容で、本当によく御指導なさっていると思いました。視察に行かせていただいたときにも、職業のことなどをしっかりそれぞれが頑張っていたと思いますが、自分をきちっと対象化して文章で書けているという点で、今回良い作品が多かったなと思いました。
 また引き続き、これを読む機会などを作っていただいて、広めていただいたり、数が増えていくということを期待したいと思いました。

井内委員長

 さっきおっしゃった自分の職業をイメージしながらということで、特別支援学校の銀賞とか、正にそういうイメージになっているんですね。短くても文章にまとめるということは非常に確信が持てるというか、自分自身が今思っていることを形にできるということはとても良いことだと思います。これはまた本になって手元へ来るんですよね。またゆっくり読ませていただこうと思います。
 よろしいですか、どうもありがとうございました。
 では、次に進みたいと思います。議題3「第30回広島市青少年健全育成市民大会の開催について」を議題といたします。
 本件は報告案件でございます。内容につきまして、育成課長から説明を受けたいと思います。よろしくお願いします。

育成課長

 よろしくお願いします。
 引き続きまして、議題3の「第30回広島市青少年健全育成市民大会の開催について」、御報告させていただきます。
 資料の18ページを御覧ください。1の「趣旨」でございます。青少年が自立心を高め、広い視野と豊かな情操を培い、健やかに成長していくために、家庭、学校、地域社会及び行政が一体となった、市民総ぐるみの青少年健全育成活動を推進するとともに、市民意識の啓発を図るというものでございます。
 2の「日時」は、平成28年11月19日(土曜日)13時30分から16時30分までの3時間です。
 3の「会場」は、広島市青少年センターホールです。
 4の「主催」は、広島市、広島市教育委員会、広島市青少年健全育成連絡協議会で構成する広島市青少年健全育成事業実行委員会でございます。青少年健全育成連絡協議会は、子どもの見守りや挨拶、声かけ運動、3世代交流事業、青少年の意見発表、こども110番の家など、学校等と連携を図りながら、地域において青少年健全育成活動を主導していただく団体で、小学校区単位で結成されており、それらを束ねる区、またそれを束ねる市レベルの組織がございます。この大会は、そうした青少年健全育成連絡協議会と行政が一体となって青少年の健全育成を推進するため、全市規模で開催するものでございます。
 5の「参加予定者」は、青少年健全育成連絡協議会、学校、PTA関係者など、約630人としております。これは青少年センターホールの定員でございます。本大会ではこのホールが満席となります。
 6の「内容」につきましては、開会行事として国歌斉唱、来賓、主催者の紹介、市長、広島市青少年健全育成連絡協議会会長の主催者挨拶、市議会議長の祝辞に続きまして、広島市青少年健全育成功労者等の市長表彰及び広島市青少年健全育成連絡協議会の会長表彰を行います。その後、先ほど御報告させていただきました「青少年からのメッセージ」の金、銀、銅賞の入選者16名を市長が一人一人表彰いたします。続いて、金賞の受賞者4名に、ステージで自らの作品を発表していただきます。最後に、審査委員長から審査を振り返っての講評をいただきます。入選者には市長から表彰を受けることと、自ら作品を発表するということで、本当に大きな励みとし、更に成長していただきたいと考えております。
 次の事例発表では、2地区の青少年健全育成連絡協議会の活動報告をしていただきます。西区の井口台地区からは、「子どもの味方「こども110番の家」について」、佐伯区の八幡学区からは、「八幡ふれあい隊による見守り活動について」、発表していただくこととなっております。
 その後は、講演会を行います。19ページのチラシにございますように、講師は、元広島東洋カープの投手で、テレビ番組でお馴染みの渡辺 弘基さんで、「夢は叶う!~努力なくして成功なし~」と題して講演をしていただきます。渡辺さんは、昭和50年のカープ初優勝に大きく貢献された元投手であります。カープが25年ぶりのリーグ優勝を果たし、日本シリーズ進出を決めた本年度の市民大会におきまして、自らの体験を踏まえながら、努力を積み重ねることで夢がかなうことを子どもたちに教えていただけるような、心に響く講演にしていただけるものと考えております。
 なお、本大会では、手話通訳と要約筆記を実施いたします。
 司会は、フリーアナウンサーと全国中学校放送コンテスト広島県大会のアナウンス部門の優勝者であります井口中学校3年の棚多さんの2人に務めていただきます。中学生の棚多さんにとっては、フリーアナウンサーの指導を受けながら、大勢を前に日頃の練習の成果を十分に発揮できる良い経験になり、大役を果たすことが自らの自信につながり、大きく成長してくれるものと考えております。
 「第30回広島市青少年健全育成市民大会の開催について」は以上でございます。

井内委員長

 ありがとうございました。
 ただ今の説明につきまして、何か御質問等ございますでしょうか。

鈴木委員

 先ほど参加予定者がホールの人数と言われましたが、例年はどのぐらい参加されているのですか。

育成課長

 例年一杯になって、後ろの方に座れない人もいます。

鈴木委員

 それは、学校関係者や保護者、地域の方がおられると思うのですが、どういう層が多いのですか。

育成課長

 今の校長先生、教頭先生、学校からかなりおいでくださいます。PTAの方もいらっしゃいます。主催者の青少年健全育成連絡協議会の方も各地区から、また、保護司会の方、更生保護女性会の方、町内会の方など、そういった地域の方々がみんなで誘い合わせて来ていただいております。

鈴木委員

 学校関係者だけでなく、地域の方も割合多く参加なさっているのですね。

育成課長

 そうです。割合では、やはり地域の方が多いと思います。

鈴木委員

 そうなのですね。それはいい会ですね。やはり学校での取組とか、子どもたちの今というものを地域で共有していただけるというのは、いいことですね。

育成課長

 全小学校区にあります青少年健全育成連絡協議会の会長が中心になって皆さんに声を、学校も、もちろん学校PTA中心に声をそれぞれ掛けてくださっております。

鈴木委員

 分かりました。ありがとうございました。

尾形委員(教育長)

 学区ごとの会、区ごとの会、更に市全体の会がありますよね。

青少年育成部長

 学校区があって、区があって、それから全市という形で系統立てています。

井内委員長

 この青少年健全育成連絡協議会が下部組織を持っていて、それが集約され市全体に上がるということですね。

育成課長

 その連絡協議会という名前がついておりますように、町内会とか、それぞれの学区ごとに、地域団体の連絡協議会があります。ですから、当然その地区の会長は、それぞれの地域のそれぞれの会長にもルートといいますか、パイプを持っていらっしゃる組織です。

栗栖委員

 これは、事例発表で、今年は西区井口台地区と佐伯区八幡学区が発表されるのですが、そういう事例のようなものというのは、お互いに情報共有をされているということなのですか。

育成課長

 はい、そのとおりでございます。これを参考にして、また次に新しいことを考えたり、自分たちの成果を確かめ合ったりしています。

鈴木委員

 講演は、とてもタイムリーですね。

井内委員長

 カープが日本一になっていれば余計にそういうふうになりますね。
 どうもありがとうございました。
 それでは、次に参りましょう。議題4「平成28年度第1回『広島市青少年問題協議会』の開催について」を議題といたします。
 本件は報告案件でございます。内容につきまして、育成課長から説明を受けます。よろしくお願いします。

育成課長

 続きまして、御説明させていただきます。
 資料の20ページを御覧ください。広島市青少年問題協議会の開催について、1の「開催目的」につきましては、青少年問題に関し、教育委員会が喫緊の課題として対応している事業の取組状況について報告し、理解と協力を求めるとともに、それら事業の更なる充実と時宜を得た青少年対策の在り方等について意見交換を行い、今後の施策展開に活かすこと、また、委員が所属する関係機関、団体の取組等についても情報共有し、相互の連携を図ることを目的としております。
 その下の括弧でくくっております、「青少年問題協議会について」を御覧ください。青少年問題協議会は、地方青少年問題協議会法に基づき制定した、広島市青少年問題協議会条例により設置する審議会で、ア、イ、ウに掲げておりますように、青少年の指導、育成、保護、矯正に関する総合的な施策の樹立につき必要な重要事項の調査・審議、総合的施策の適正な実施を期するために必要な関係行政機関及び関係団体相互の連絡調整を図ることをつかさどる審議会でございます。
 2の「開催日時・場所」は、平成28年11月28日に、市役所本庁舎において開催いたします。
 3の「会長及び委員」につきましては、21ページの名簿のとおりで、会長と、関係行政機関、関係団体、学識経験者の各委員の16人で構成しております。
 次に、4の「議事」でございますが、今回は、「子どもたちのスマートフォン等インターネットの使用実態について」としております。子どもたちのインターネット使用の憂慮すべき一面につきまして、スクリーンでの映像を見ていただきながら現状を把握し、今後の対応の在り方等について意見交換を行っていただきたいと考えております。会議では2本の映像を見ていただくこととしております。一つは、育成課がネットパトロールを実施する中で明るみとなりました、ネット上に流出している中学生等の画像です。もう一つは、SNSによる集団いじめの映像で、子ども同士のなにげない通常のSNSでのやり取りが、あっという間に子どもを死に追い込むような、そういうところまで発展していくような実際のメールでのやり取り、その辺りも委員の皆さんに御説明したいと考えており、できるだけリアルな映像や、文字とかも見ていただくように考えております。インターネットは、現代社会では欠かすことができない非常に便利な情報手段ですが、子どもたちが使い方を誤ると、大変な事態を起こすことを映像や意見交換を通じて情報共有していただければと考えております。
 なお、青少年問題協議会は、昨年度まで年1回の開催でございましたが、今年度は2回開催し、関係行政機関や団体等が相互の連携を深め、より効果的な青少年施策の推進に努めてまいりたいと考えております。
 「平成28年度第1回『広島市青少年問題協議会』の開催について」は以上でございます。

井内委員長

 ありがとうございました。
 ただ今の説明につきまして、何か御質問等ございますでしょうか。

藤本委員

 第1回ということなのですが、条例自体は昭和のかなり昔に制定されていて、この度、この第1回の協議会を開催される経緯というのは何かあるのですか。

育成課長

 第1回というのは、今年度の第1回ということで、ちょっと御説明が悪くてすみません。

藤本委員

 失礼しました。
 それと、何をするかというところで、総合的施策の樹立につき必要な重要事項を調査、審議とあるのですが、総合的施策というのは、教育委員会が策定するものですか。

育成課長

 教育委員会が策定するときに諮問させていただき、青少年問題協議会で協議、審議をしていただきましたが、以前、青少年と電子メディアの健全な関係に関することについて、教育委員会で策定したいと考えておりましたところ、青少年問題協議会に諮問し答申をいただいた上で、教育委員会議で審議していただいたという経緯がございます。

藤本委員

 今回何か、またそういった具体的な施策の策定を予定しておられるのですか。

育成課長

 今年度については、特にございません。必要なときには審議をきちんとお願いして、それ以外のときには、その時点での、今の社会問題や教育委員会の取組などを説明させていただき、いろいろな構成員の委員の皆さん方に情報交換をしていただいて、出身の母体のところにそれをお持ち帰りいただくということをお願いしております。

藤本委員

 もう1点、会議で流す映像の上の方の中学生の画像がありますが、これはどういった文脈での画像なのですか。

育成課非行防止・自立支援担当課長

 それは、本市の職員が行っておりますネットパトロールで発見した、誰でも閲覧可能なツイッターで掲載してありました、飲酒、喫煙、リストカット、キス、ピアスなどの写真を、あるいは心のつぶやき等をしているところを見ていただいて、その後、ネットパトロールの実施効果や発見後の措置について御説明させていただこうと思っております。

藤本委員

 そうなのですね。分かりました。
 今日の中国新聞にもちょっと記事が出ていましたが、SNS上での被害という部分で、女子児童とか、生徒が性犯罪の被害者になっているということがクローズアップされていましたけれども、少し話がそれますが、県でこの度、性犯罪被害者のためのワンストップ支援センターができまして、弁護士会も協定を結んだのですが、そういった救済機関についての広報も、教育委員会に御協力していただきたいなと思っています。
 また、戻りますが、そういった、先ほどの議題2の健全といいますか、前向きなメッセージをきちんと表現できる子どもたちとは、ちょっと対極の環境にいる子どもたちの現状を、現場として対応している方が、この委員の中に入っておられるのでしょうか。警察の方はそうなのかもしれませんが、どういった基準で構成メンバーを選ばれておられるのかという点をお聞きしたいと思います。

育成課長

 メンバーの方の中には、こういうことに取り組まれている、県警本部の少年対策課長が入っていらっしゃいます。また、地域団体の方の中には、ちょっと含まれておりませんが、犯罪をした方の更生を支援する保護司会の方がいらっしゃいます。また、大学の学識経験者、分野は少し違いますが、委員としてはそういう方が含まれています。

藤本委員

 児童相談所などはここへは入れないのですか。

育成課長

 児童相談所は入っておりませんが、学識経験者であります比治山大学短期大学の森先生がいらっしゃいます。

藤本委員

 所長をされていましたね。

育成課長

 所長をされていたということはありますが、いろいろな分野のお話をいただくということで、児童虐待など、そういったことに特化した構成にはなっておりません。

藤本委員

 ありがとうございます。せっかく開催されるので、本当に実効的な、現場に根差した、そういった動きが作れるような会にしていただきたいと思います。よろしくお願いします。

尾形委員(教育長)

 ネットいじめなどは、いじめ対策問題連絡協議会がありまして、そちらの方に児童相談所や関係機関、それから弁護士会にも入っていただいております。そちらとも今後連携を取りながら行ってまいりたいと思います。

藤本委員

 よろしくお願いします。

栗栖委員

 議事のところの使用実態についてですが、市では10オフ運動を推進されていますよね。
 議事として、例えば10オフ運動の実態などを、この協議会で話されるということはないのですか。

育成課長

 10オフ運動につきましては、昨年度1回開催したときに、行政側から教育委員会がいろいろな取組を行っていることを説明させていただいた後、意見交換していただきました。その中で、10オフ運動の取組を教育委員会の職員と、主体的にやっていただいています広島市PTA協議会、広島市電子メディア協議会、この三者で、それぞれから取組を説明させていただいております。
 10オフ運動については、子どもたちが電子メディアとうまく付き合い、利用できる、そういう関係づくりという観点から、また、基本的な生活習慣を作るという観点から、私たちも説明させていただいています。今回については、逆に電子メディアの弊害の部分に着目し、子どもたちを最前線で守っていくため、現状を知っていただくという、そういう基本的な生活習慣の部分を悪い部分から引き離していく、また、そういう犯罪による被害から子どもたちを守っていくというような、いろいろな局面がございますので、今回はそういう被害に遭わないように守っていくという取組でございます。

栗栖委員

 主議題はそれでいいと思いますが、せっかく広島市が10オフ運動に力を入れて推進されているわけですから、何らかの形でPDCAではないですが、リンクさせるような運営というのはあった方がいいのではないかと思います。

育成課長

 電子メディアと子どもたちの関係づくりにおいて、子どもたちをうまく電子メディアから引き離したり、電子メディアから守ったりということなど、栗栖委員がおっしゃることを念頭に置きながら、今後も子どもたちを守っていきたいと思っております。ありがとうございます。

井内委員長

 報道などでは、相変わらずいじめ自殺が減らないといいますか、本当にどうしてなのだろうと、ついつい首をかしげてしまいます。10オフ運動というのは地道な運動ではありますが、効果を少しずつ上げて、我が市ではそういうことが起こらないように、本当に目配り、気配りをこれからも是非続けていきたいですね。よろしくお願いします。
 次へ参りたいと思います。議題5「平成29年度広島市立幼稚園の募集定員について」を議題といたします。
 本件は報告案件でございます。内容につきまして、指導第一課長から説明を受けたいと思います。よろしくお願いします。

指導第一課長

 よろしくお願いします。
 それでは、議題5「平成29年度広島市立幼稚園の募集定員について」、御報告申し上げます。
 22ページを御覧ください。現在、本市の市立幼稚園は、総数19園でございます。それでは、募集定員について御説明いたします。真ん中の表を御覧ください。
 市立幼稚園は、平成29年度の募集定員の合計を48学級、1,635人に設定しました。その内訳は、3歳児が3学級で60人、4歳児が23学級で805人、5歳児が22学級で770人となっております。
 表の下の「※」に書いておりますが、平成29年度の3歳児保育は、今年度、これまでに引き続きまして、基町幼稚園、落合幼稚園、船越幼稚園の3園で実施いたします。
 なお、各園の定員については、次の23ページに示しておりますので、御覧いただければと思います。
 今後は、この募集定員に基づきまして、11月1日から募集要項、いわゆる願書を配布し、11月8日から14日まで入園願書の受付、そして、11月15日に来年度の入園予定者を決定することとしております。
 以上が、来年度の市立幼稚園の募集定員についてです。

井内委員長

 ありがとうございました。
 ただ今の御説明につきまして、何か御質問等ございませんでしょうか。

鈴木委員

 表の説明として、23ページの右側に増減数で(B-A)と書いてありますが、4歳児のところで1カ所減、5歳児のところで2カ所減になっていますが、ここを少し説明していただければと思います。

指導第一課長

 それでは、表の安佐南区の緑井幼稚園を例に御説明をさせていただきます。
 表の左半分が平成28年度の数を示しており、右半分が平成29年度、来年度になりますが、現在、緑井幼稚園では4歳児実員が36名となっており、定員は70名で2学級となります。これがこのまま来年度、5歳児になると、ちょうど70名、2学級と記載しておりますが、現在、緑井幼稚園では、5歳児は32人が実員となっておりまして、定員としては35名、いわゆる1学級となっておりますから、来年度はこのままいくと2学級になりそうだということで、先ほど鈴木委員が触れられました増減数(B-A)のところで、5歳児はプラス35となっております。反対に、4歳児は△の35、今年は2学級でしたが、来年度の推計でいくと、4歳児は1学級になりそうだということで、△の35、そういう形になっております。

井内委員長

 定員全体からいうと、4歳児が増えて、5歳児が少なくなっていますよね。

指導第一課長

 そうです。

井内委員長

 毎年の変動幅ぐらいなのですか、それとも、長期的にこういう傾向なのでしょうか。

指導第一課長

 一番下を見ていただくと、現在、平成28年度の実員合計は1,129名となっております。あくまでも来年度の推計になりますが、今のところ定員合計1,635名、今年の定員合計と変わっておりません。となると、来年度も恐らく1,129の周辺で推移するのではないかと見ておりますが、全体では、今後3年、5年でいきますと、少しずつ減っていくような傾向はございます。

井内委員長

 これは市立幼稚園だけを見ても分からないでしょうが、少子化ということも反映しているのですかね。

溝部委員

 市立の幼稚園が安佐南区にはたくさんありますが、他の区はほとんどないというのが現状ですが、募集、定員はそうなのでしょうが、公立の幼稚園に対する応募数はどうなのでしょうか。入りたいと希望してくる数です。希望すると全員入れるようにしてあるのでしょうか。

教育次長

 一応定員がありますが、余裕がありますので、受入れは可能です。

溝部委員

 可能だということですね。

教育次長

 ただし、バスを走らせませんから、やはり保護者が連れて来ないといけない、そこが私立と大きな違いが出てくるといったようなことがあります。

溝部委員

 基本は歩いて登園するということですね。

教育次長

 基本はそうです。

溝部委員

 基本はですね。保護者が連れてくるということですね。

井内委員長

 よろしいでしょうか。
 この案件は、報告案件でございました。
 以上で予定の議題は全て終了いたしました。
 これで本日の教育委員会議を終了いたします。
 次回の教育委員会議は、11月25日(金曜日)午後1時30分からを予定しております。

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