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伝統芸能による平和発信
原爆ドームの世界遺産登録25周年を記念して、かつてドーム周辺の地域に根付き、地域の方々に親しまれていた「能」を再現する平和文化イベントを行いました。
このイベントは、原爆ドーム周辺の元住人や文化芸術関係者の方々などの間で賛同の輪を広げ、市民の手によって平和への思いを行動として具体化したもので、原爆ドーム前に特設能舞台を設置し、平和の願いを込めた能楽を上演するとともに、被爆の実相の紹介やヒロシマからのメッセージ等の映像と合わせてYouTubeでライブ配信しました。
今回の取組により、多くの尊い命を無差別に奪った原子爆弾は、長い年月をかけて培われてきた地域の文化さえも奪ってしまったことを広く知ってもらうことができ、あらためて多くの人に平和の尊さを感じていただく機会となりました。
イベント名:爆心地鎮魂薪能
主催:爆心地鎮魂薪能実行委員会、広島市
日時:令和3年(2021年)11月15日(月) 18時~20時
演能者:喜多流能楽師 他
演目: 「高砂」 「羽衣」
当日の様子はYouTubeの以下のチャンネルで公開しています(令和3年12月末まで)。
「爆心地鎮魂薪能」公式ホームページ<外部リンク>
お問い合わせ 爆心地鎮魂薪能実行委員会 090-5708-0873(担当:松本)
広島市は「世界に輝く平和のまち」の実現に向けて「平和」への思いを共有する「文化」が市民の日常生活の中に根付くよう、毎年11月を「平和文化月間」と定めました。 この爆心地鎮魂薪能は、平和文化月間イベントに位置づけられたイベントの一つです。 |