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平成30年度 ボランティアによる海外援助米生産事業実施状況

ページ番号:0000000788 更新日:2019年10月21日更新 印刷ページ表示

海外援助米生産事業は、一般公募したボランティアとともに田植えから収穫までの活動を経てお米を生産し、民間援助団体「マザーランド・アカデミー・インターナショナル」を通じてアフリカのマリ共和国へ援助米として送る事業です。また、都市住民と農村住民の交流を深める目的で、お米の生産活動の合間に交流行事を行います。

平成30年度 ボランティアによる海外援助米生産事業実施状況の画像1

平成30年度 ボランティアによる海外援助米生産事業実施状況の画像2

平成30年度 ボランティアによる海外援助米生産事業実施状況の画像3

第1回

5月19日(土曜日)

20周年記念式典、田植え、サツマイモの植え付け

第2回

7月 7日(土曜日)

稲の観察、草取り、交流会、20周年記念事業

第3回

10月20日(土曜日)

稲刈り、収穫祭(サツマイモの収穫)


第1回 5月19日(土曜日) 20周年記念式典、田植え、サツマイモの植え付け

絶好の田植え日和に恵まれ、約200名の市民ボランティア・地元スタッフの皆さんで、第1回目の活動を行いました。

今年は、20周年記念として開会式で、くす玉割、広島市消防音楽隊による演奏や、戸山田楽ばやし保存会の皆さんによる「戸山田楽ばやし」が披露されました。その後、ボランティアの皆さんはAとBの2グループに分かれ、田んぼの両端から中央に向かっての田植えを行いました。地元スタッフが傍で丁寧に指導したこともあり、慣れない作業にもそれぞれコツを掴んで順調に作業を終えることができました。子供も大人も一緒になって手足を泥だらけにしながらも、楽しく田植え体験ができました。

ぜんざいの試食などで休憩をとった後、サツマイモの苗の植え付けを行いました。JA広島市の営農指導員から植え付けの説明を受け、地元の方々と一緒に竹ぐしを使ってサツマイモの苗を植えました。

最後に、地元で採れた野菜や『よしやま米』などの産直市を楽しんでいただき、この日のプログラムは終了です。

 開会式の画像 
開会式

20周年記念を祝してくす玉割を行いました の画像
20周年記念を祝してくす玉割を行いました

 広島市消防音楽隊による「ルパン3世のテーマ」、「ドラえもん」の演奏がありました  の画像
広島市消防音楽隊による「ルパン3世のテーマ」、「ドラえもん」の演奏がありました

地元戸山に伝わる「戸山田楽ばやし」の画像
地元戸山に伝わる「戸山田楽ばやし」

ロープを目印に、笛の合図で前の画像
ロープを目印に、笛の合図で前

サツマイモの植え付けでも地元スタッフの画像
サツマイモの植え付けでも地元スタッフ

第2回 7月7日(土曜日) 稲の観察、草取り、交流会

大雨のため中止となりました。

第3回 10月20日(土曜日) 稲刈りと収穫祭(サツマイモの収穫)、20周年記念事業(アフリカ音楽体験、俵もみ、神楽)

清々しい秋晴れに恵まれ、約230名の市民ボランティア・地元スタッフの皆さんが集い、5月に植えた稲とサツマイモの収穫を行いました。また、今年で20周年を迎えることから記念事業を行いました。

まずはサツマイモ堀りに取り組みました。
5月に植えたサツマイモ苗が、土の中で大きく成長していました。移植ゴテ(園芸用スコップ)でイモに傷をつけないように周りから掘り進んでいきます。イモが見えてきたら次は手で丁寧に掘っていきます。なかには最初から軍手で掘っている子もいましたが、みんな楽しく作業ができました。

 サツマイモを掘り終えたら一旦小休止を挟み、収穫したばかりのイモを焼き芋にして試食しました。自分たちが植えたイモを口にすることができ、大変満足された様子でした。
そして、いよいよ手刈りによる稲刈りに挑戦です。
皆さん一生懸命、鎌を使って手刈りをしました。初めて稲刈りに挑戦された方もいらっしゃいましたが、地元スタッフの方々の気配りや丁寧な指導により、慣れない作業にも落ち着いて取り組むことができました。
また、ボランティアが刈った稲をコンバインまで運び、地元スタッフが受け取り脱穀しましたが、子供たちは目の前で見るコンバインの大迫力に興味津々でした。

稲刈りを終えると収穫祭です。
地元女性会の方々が、今年の地元吉山の新米を使ったおにぎりを用意してくださり、配付したジュースと併せて皆で試食しました。
合間の時間に地元の産品市で買い物をしたり、お絵かきコーナー(テント内)でアフリカのマリ共和国へのメッセージを描いたりしました。描いたメッセージは援助米を入れる米袋に貼り付け、掲示しました。

次は、20周年記念事業です。最初に、松井広島市長のあいさつで始まりました。

1つ目は、アフリカ音楽体験です。アフリカギニア出身のシラさんグループの指導のもと、アフリカの打楽器(ジェンベ)の体験をしました。希望する方が多く、15台のジェンベを交代で演奏し、アフリカ音楽を楽しみました。

2つ目は、地元保存会の方々15名による俵もみです。五穀豊穣を祝い、神様にお礼する俵神輿で、神輿をかつぎ集会所広場を練り歩かれました。

3つ目は、阿刀神楽団による神楽です。鬼2名、囃子3名により舞われました。鬼が落し物を探すという場面では、子どもたちの近くを歩き回る鬼に恐れて逃げ出す子や、近づいて話しかける子など、にぎやかな声が会場内に響きました。

 最後に、先ほど掘り当てたサツマイモの目方比べ大会を行い、上位6名の方に表彰状と地元農産物の詰め合わせを贈りました。みんなで掘ったサツマイモは、参加者全員におすそ分けしました。
引き続いて、地元の方の手作による竹馬、水鉄砲、竹とんぼ、竹ぽっくりを、子どもたち全員でじゃんけん大会を行い、その勝者にプレゼントしました。
また、今回20周年記念としてスタンプラリーを行い、ボランティア活動に全部参加された方に、地元吉山の新米300gを景品としてプレゼントしました。

みんなで一生懸命サツマイモを掘りました の画像
みんなで一生懸命サツマイモを掘りました

稲刈り
黄金色に輝いている稲の刈取り作業です
鎌の扱いがだんだん上手になりました

アフリカのマリ共和国へのメッセージ描きの画像
アフリカのマリ共和国へのメッセージ描き

20周年記念事業の始まりですの画像
20周年記念事業の始まりです
松井市長からあいさつがありました

みんなでアフリカ音楽体験をしましたの画像
みんなでアフリカ音楽体験をしました

地元吉山に伝わる俵もみですの画像
地元吉山に伝わる俵もみです

地元の阿刀神楽団による鬼の舞ですの画像
地元の阿刀神楽団による鬼の舞です

サツマイモの目方比べ大会の表彰式ですの画像
サツマイモの目方比べ大会の表彰式です
おめでとうございます

5月の田植えから始まり、10月に稲刈りと、2回の活動ではありましたが、毎回多くのボランティアの皆さんに参加していただきました。

今回収穫したお米は1,996kgで、米袋は全部で67袋となりました。この援助米は11月に広島を出発し、航路・陸路を経て、アフリカのマリ共和国へ届きます。きっとこの援助米は、食糧難に苦しむマリ共和国の方々に笑顔をもたらしてくれることでしょう。

ボランティアによる海外援助米生産事業に参加してくださったボランティアの皆さん、田んぼや畑の日頃の管理やボランティア活動時に作業指導していただいたた地元吉山の皆さん、約半年間にわたりどうもありがとうございました。