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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和2年3月15日号トップページ >特集 学校を支える応援団

学校を支える応援団

子どもたちに質の高い教育を進めていくためには、PTAや地域の皆さんなどさまざまな立場の人の力が欠かせません。

PTAとして

学校と保護者の橋渡しを
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 中区の小学校でPTA会長を務める中東(なかひがし)直己(なおき)さん(38・写真)は「保護者の皆さんに学校の働き方改革への理解と協力をいただくため、学校と保護者との橋渡し役として話し合いを進めました。パトロールや見守りなどの協力をいただいています。地域の親睦を図る催し『ふれあいん祭(さい)』(下写真)でも地域の絆を深めています」と話します。

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読み聞かせボランティア

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 東区の小学校では、児童への読み聞かせに、高学年の児童有志がPTAの皆さんと共に取り組んだり(右写真)、地域の団体の皆さんが地元中学生制作の紙芝居を使って活動しています(上写真)。「忙しい先生に代わり、『ほっとけない精神』で自分たちができることを続けたい」と話します。

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ボランティアとして

学習支援ボランティア
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 安佐南区の中学校で生徒への学習支援ボランティアをしている教員志望の大学生・宮内優実(ゆみ)さん(3年生・写真)。「生徒がパソコンで授業の予習や復習をする際の支援をしています。両親も教員で、自宅でも仕事をする姿を見てきました。先生方の一助となれるよう、生徒と一緒に勉強、という姿勢で頑張ります」と話します。

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ゲストティーチャー
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 中川幸一(こういち)さん(79・写真)は中区の小学校で芋ほり(下写真)や昔遊びなどの体験学習の講師をしたり、地域住民が学校に関わる機会をつくるコーディネーターをしています。「子どもたちのために、さまざまな経験や知識、技能を持った地域住民が学校に協力していければ」と話します。

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地域として

登下校の見守り
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 信号機がなく見通しの悪い通学路で事故が発生したのを機に、先生が見守りを始めたところ、「自分たちが代わろう」と手を挙げた東区の学校安全ガードボランティアの皆さん。平田悟(さとる)さん(67・写真)は「子どもたちの安全を守るため、地域ができることは率先してやりたい」と話します。

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地域ボランティア
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 安佐南区の中学校にある菜園は、地域の農家に指導を受けながら、生徒が作物を育て、食育などを学ぶ場です。農家の酒井義法(よしのり)さん(69・写真左)、高橋正芳(まさよし)さん(74・同右)は「自分たちの専門的な知識が子どもたちのためになればうれしいですね」と話します。

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他にもこのような取り組みがあります

●地域ボランティアとして、授業時間や休み時間に子どもと積極的に関わっています
●祭りの夜間パトロールを地域のみで行いました
●土曜日や日曜日に開催していた地域行事への教員の参加について、負担にならないように見直しを行いました
●夏休みの学校閉庁日の際に、学校花壇の植物への水やりを地域で行いました など

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私たちの地域でも学校との役割分担について改めて考えてみよう

地域の皆さんは一番身近な学校の応援団です

 学校運営は、保護者や地域の人から多くの協力を得て成り立っています。同時に、地域コミュニティの活動は、学校単位で行われることが多く、学校は地域づくりの拠点となっています。このように地域と学校は強く結びついています。
 そのため、学校の子どもたちや先生たちが元気で、学校が活力ある場となることは、地域の活力にもつながると考えています。
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教育委員会教育企画課 栗塚祐二指導主事

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