地域ぐるみで防災活動
災害が発生したとき、近隣の人と助け合うことで多くの命を救うことができます。地域の自主防災組織で行われている防災活動を紹介します。
◆問い合わせ先:地域起こし推進課(電話532-1023、ファクス232-9783)
地域の自主防災組織に参加してみませんか?
自主防災組織とは「自分たちの地域は自分たちで守る」ために活動することを目的に、自発的に結成される組織です。
日頃から近隣の住民同士で防災活動を行うことで、災害時の被害を軽減することにつながります。下のグラフは、阪神・淡路大震災において救助者別に救出された人の割合を示しています。近所の住民により救出された人は約8割に上ります。

出典:大規模地震災害による人的被害の予測
(河田 惠昭(かわたよしあき)「自然災害科学」第16巻第1号)
三篠地区自主防災会連合会の活動紹介
地域の防災力をより高めるためには、自主防災組織と消防団や他の団体との連携も大切です。
三篠地区自主防災会連合会では、三篠大芝分団や三篠地区社会福祉協議会などと連携し、こどものイベントに防災を組み入れた活動に取り組んでいます。
三篠大芝分団による土のう・簡易担架作り
こどもから親世代へ
三篠小学校で1泊2日の避難所体験や火災想定訓練などを体験する「子ども防災キャンプ」を実施。また、昨年から開催している「みささ防災フェスタ」では、VRモニターを活用して災害の映像を見るなど、体験を通じて防災を学んでいます。
災害が起きたときを想定して訓練することで、より実践的な知識を深めることができます。そして、こどもが得た防災の学びを家族に共有することで、防災知識が広まります。
地震を想定したシェイクアウト訓練
「日頃から、周囲の人に声かけを行い、互いの存在を意識することが大切です。今後は、一人で避難することが困難な避難行動要支援者に向けた防災活動を強化していきたいです。」
三篠地区 自主防災会連合会
防災士・中江正彦(なかえまさひこ)さん(63歳)
index