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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和5年8月1日号トップページ区版安佐南区 > 未来へバトンをつなぐ

未来へバトンをつなぐ

 市立伴南小学校で昨年度完成した歌「Peace(ピース)〜命のバトン〜」。
平和への思いを形にしようと挑戦する、児童と学校の取り組みを紹介します。

◆問い合わせ先:区政調整課(電話831-4925、ファクス877-2299)

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被爆桜二世木(ソメイヨシノ)

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平和への思いを歌に込めて

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矢川さんに平和学習について学ぶ4年生

 同校の校庭にある、2本の被爆桜二世木。児童は6年生になると、この被爆桜について調べ、平和への思いを形にする取り組みを行っています。昨年、令和4年度の6年3組はこの桜をテーマにした曲作りに挑戦。長い時間をかけて歌詞を考え、伴南にお住まいの山本哲也(やまもと てつや)さんの協力のもと曲が完成しました。現在は全校児童が歌えるよう、毎朝校内放送で流しています。


下級生が歌い継ぐ

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矢川さんが修復した、ガラス片の傷跡が残る被爆ピアノの伴奏にあわせて
「Peace〜命のバトン〜」を合唱する4年生


 今年6月には4年生が平和学習を行い、ピアノ調律師の矢川光則(やがわ みつのり)さんから平和のために「今日できる身近なこと」が大切であると学びました。児童の力強い歌声と、被爆ピアノの優しい音色が一つになり体育館中に響き渡った合唱。被爆桜の命のバトンがつながったように、令和4年度の6年生の思いも歌となり下級生へとつながっています。学校の合言葉「Challenge(チャレンジ)」のとおり、平和への思いをつなげる挑戦は続きます。


「Peace〜命のバトン〜」
詞:伴南小学校 令和4年度6年3組
曲:山本哲也氏

ある日 とつぜん うばわれた 日常
一発の ばくだんで こわされた 広島
それでも たえた 4本の桜
希望を 与える 平和の木
今日も 元気な 桜の木
つぎ木でつなぐ いのちのバトン
あの日 起こった 悲しい過去
桜と築く 明るい 未来
平和のシンボル 届けてく
伴南に 来た 平和の木
みんなが守った 桜の木
つないでいこう 伴南の木
未来を てらす 平和の木
笑顔 咲かせる 桜の木
伝えていこう 伴南の木


「あさみなみ」で考える平和パネル展示

 区内には被爆の実相を伝える多くの痕跡、慰霊碑、そしてさまざまな平和活動の取り組みがあります。それらを写真や資料で展示紹介します。

◆日時:8月1日火曜日〜18日金曜日午前8時半〜午後5時15分
 (土・日・祝日・8月6日の閉庁日を除く)
◆会場:区役所1階
◆問い合わせ先:地域起こし推進課(電話831-4926、ファクス877-2299)

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被爆建物(長束神社・本殿)


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