近年、シカやイノシシなどの野生鳥獣が農地や住宅地へ頻繁に出没するようになってきています。
大切な農作物を守るため、侵入防護柵(ワイヤーメッシュ、電気柵など)の設置や集落の草刈りなどで、野生鳥獣が近づきにくい環境づくりを目指しましょう。
野生鳥獣による農作物被害でお悩みの人は、防獣対策のアドバイスや補助金制度のことなど、お気軽にご相談ください。
◆問い合わせ先:農林課(電話819-3932、ファクス819-3885)
区は、地元猟友会にお願いして有害鳥獣駆除班を編成し、住宅地などへの緊急出動や、猟銃、わななどによる駆除を行っています。
駆除班員は、活動時にオレンジ色のベストと帽子を着用し活動しています(写真)。山林やその周辺で見かけた際には、活動へのご理解とご協力をお願いします。
イノシシが感電するのは鼻先だけで、背中などの毛皮部分は電気を通しません。そのため、電線を2段にし、上段は地上高40cm、下段は20cmで設置します。上段は親イノシシの鼻が当たり、下段はウリ坊(イノシシの子)の鼻などに対応します。また電気柵は24時間通電しておくことが基本です。
地面が舗装道路の場合、電線に触っても感電しないことがあります。また、高低差があるところなどは、すき間ができやすいので侵入されないように電気柵の設置場所も確認しましょう。
柵には表裏があり、縦の線が外側(鳥獣のいる方)になるよう設置します。シカ対策の場合、ジャンプ力があるため高さを2m程度にして囲む必要があります。また、柵を飛び越えにくくするため、上部30cm程度のところを外側に20〜30度折り曲げるのも、侵入防止に効果的です。