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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和5年4月1日号トップページトピックス当初予算が決まりました

令和5年度 当初予算が決まりました

 今年度の当初予算のポイントや主な事業などを紹介します。

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骨格予算として編成

 令和5年度当初予算は、4月に市長の任期が満了することを踏まえ、支出が義務付けられている経費などを中心とした「骨格予算」として編成しました。
 主な事業として、5月に開催されるG7広島サミットの開催支援に係る経費などを計上しました。新規事業は、低所得の妊婦への助成など、国の政策などに基づく事業にとどめました(下記【主な経費】参照)。

一般会計は1.6%増

 一般会計の総額は、前年度当初予算より1.6%増となりました。主な要因は、市債の償還費のうち5年度に満期を迎える元金や将来の償還に備えるための減債基金への積立金が増加したこと、障害者自立支援や民間保育園の運営補助などの社会保障費が増加したことなどです。
 特別会計は、公債管理特別会計と市立病院機構資金貸付特別会計の減などで、対前年度4.1%減、企業会計は前年度当初予算とほぼ同規模となりました。
 全会計では、対前年度0.5%減で、2年連続の減です。


一般会計
66959267万円 (対前年度1.6%増↑)

※前年度当初予算額に市議会議員補欠選挙の実施に関する補正予算額を加えたものに対する増減率です

特別会計
39809089万円 (対前年度4.1%減↓)

保険料などの特定の収入で特定の事業を行い、一般会計とは別に経理する会計。市には、国民健康保険や介護保険など20の特別会計があります。

企業会計
14769154万円 (前年度と同規模→)

民間企業と同じように、主にサービスの提供で収入を得て、その収入で支出を賄う会計。市には、水道、下水道、安芸市民病院の三つの企業会計があります。

予算総額
121537510万円(対前年度0.5%減↓)

一般会計の内訳

予算額の内訳と構成比。( )は対前年度増減率

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※これまでの税率引き上げに伴う地方消費税交付金の増収分(174億7663万円)は、生活保護費などの扶助費や介護保険事業特別会計への繰出金などの社会保障費(一般財源819億4748万円)に充当します

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性質別に見た広島市の支出

( )は対前年度増減率 写真


市民1人当たりに換算すると

予算約565900 (対前年度1万1100円増↑)

 一般会計予算6695億9267万円を市の人口118万3150人(令和5年2月末)で割って計算しました。100円未満は端数処理しています。

項目 予算額 対前年度
福祉サービスの提供など 約19万1000円 8,800円増↑
教育の充実 約8万8900円 3,500円増↑
道路・市街地の整備、交通など 約8万6200円 1,500円減↓
保健・医療や環境対策など 約5万9200円 3,100円減↓
市民参加や平和の推進など 約4万4100円 1,000円減↓
借入金(市債)の返済など 約3万3000円 600円減↓
地域経済・観光の振興など 約1万7300円 300円増↑
消防活動など 約1万2200円 200円増↑
議会の運営 約1,400円 増減なし→
災害復旧 約700円 900円減↓
その他 約3万1900円 5,400円増↑

主な経費

G7広島サミットの開催支援に関する経費
66239万円

■危機管理体制の強化・・・736万円
■広島サミット県民会議への負担金・・・1億2740万円
■広島サミット関連企画展「平和記念都市広島誕生」の開催・・・31万円
■被爆体験伝承者による伝承講話の実施・・・78万円
■広島サミットに合わせた被爆建物・被爆樹木巡りの開催・・・320万円
■海外からの賓客に対するおもてなし・・・55万円
■食品事故の発生防止対策・・・477万円
■感染症の予防とまん延防止対策など・・・29万円
■宿泊施設における衛生確保のための監視指導・・・13万円
■ごみゼロ・クリーンキャンペーン・・・81万円
■県警警備に伴うし尿収集・・・1360万円
■ピースツーリズム推進事業(モニターツアーの実施など)・・・190万円
■夜神楽特別公演などの開催・・・1300万円
■観光案内所における多言語通訳サービスの導入・・・71万円
■広島城ライトアップの実施・・・70万円
■各国首脳が訪れた平和関連施設などを題材に作成した
 漫画をSNSなどで発信・・・80万円
■フィルム・コミッション事業・・・60万円
■広島駅周辺地区の水辺空間における新たなにぎわい創出
 (サミット参加国に関連する飲食物の販売など)・・・180万円
■四季の花プランターによるおもてなし
 (広島サミット開催時期に合わせた花苗の植え替え)・・・458万円
■花壇の花の取り替え・・・668万円
■道路の巡視体制強化・・・177万円
■下水道普及啓発事業(マンホールカード作成)・・・13万円
■消防特別警戒体制の構築・・・4億5640万円
■水道施設の安全確保・・・1139万円
■広島サミットを題材とした学力向上の推進・・・273万円

新規事業
5834万円

国の制度創設により全国的に行うこととされている事業
 ■低所得の妊婦に対する初回産科受診料助成事業・・・834万円
 ■盛土規制法に基づく災害防止対策の推進・・・3000万円

民間事業者との関係で年度当初から取り組む必要がある事業
 ■西風新都環状線(梶毛(かじけ)西工区)の整備・・・2000万円


G7広島サミットに向けて

 広島サミット県民会議が開催する歓迎行事などに必要な経費を負担します。歓迎機運の醸成を図るため、夜神楽特別公演や広島城のライトアップなどを実施。テロを含む各種災害の未然防止、迅速な対応のための消防特別警戒体制の構築などに取り組みます。G7広島サミットの最新情報は、広島サミット県民会議ホームページをご覧ください。

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左:堀本健治事務局員  右:小野成美事務局員

三つの新規事業

 低所得の妊婦の経済的負担の軽減を図り、妊婦健診の受診状況などを継続的に把握し、必要な支援につなげるため、「低所得の妊婦に対する初回産科受診料助成事業」を行います。
 「盛土規制法に基づく災害防止対策の推進」は、宅地造成などを行う際に許可を要する規制区域の指定に向けた基礎調査に着手するなどします。
 「西風新都環状線(梶毛西工区)の整備」では、幹線道路のネットワーク機能を強化するため、梶毛西地区の開発動向に歩調を合わせ、整備に向けた予備設計に着手します。


◆問い合わせ先:財政課(電話504-2075、ファクス504-2099)

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