広島の陸の玄関である広島駅周辺や、平和大通りなどのまちなかでは、花壇やプランターの美しい草花が、市民や観光客の目を楽しませてくれます(上写真)。その多くは、地元企業や市民団体など、さまざまな人たちの協力によって維持されています。
市は、企業・団体に、花壇・プランターの協賛(下記参照)や維持管理をお願いしたり、地域の皆さんが取り組む活動を支援したりしています。
その一つが「花と緑のまちづくり地域活動促進事業」。花壇などの面積に応じて、花を飾る活動に必要な資材(花苗や種子、肥料など)を提供しています。
同事業を活用し、東区の光が丘山根公園などで花壇づくりをしている「花いっぱいのキャンパス in(イン) ふたば・花咲会(はなさきかい)」。10人の会員で、年間およそ2,400株の花を季節ごとに植え、週に一度花壇や樹木の手入れをしています(下写真)。
「夏場の水やりに苦労もあるけど、それもやりがい。花を相手にすると、自分が元気でいられるんですよ」と、代表の上田耕作さん(84・上写真)は話します。
美しく手入れされた植物は、公園に憩う人だけでなく、「二葉の里歴史の散歩道」を行き交う人たちの目も楽しませてくれています。
公園を彩る花々は、会員が分担して種から育て、発芽させたもの
手入れ前も美しく見えていた葉ボタン。枯れ葉や周囲の雑草を取ることで、花が一層際立ち、見違える
企業や団体などからの協賛金で、色とりどりの草花を植え、維持管理をしています。花壇やプランターには、協賛者名などを記したプレートを設置し、市ホームページでも紹介します。
花壇の場所:紙屋町交差点、八丁堀交差点、平和大通りの主な交差点
協賛期間:3年間
協賛金額:花壇1カ所につき、年間10万円
プランターの設置場所:広島駅周辺、駅前大橋、稲荷町、八丁堀、紙屋町、相生橋
協賛期間:1年間
協賛金額:プランター1基につき、年間2万円
※いずれも、年度途中からの協賛の場合は月割りします。また、協賛金は税制上、市への寄付金となります