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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和4年12月15日号トップページ特集消防団を紹介します

特集/あなたのまちの、身近なヒーロー!
消防団を紹介します

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 普段はさまざまな仕事や家事、学業などをしながら、いざ地域で火災などの災害があったときには、自宅や職場などから現場に駆け付ける消防団。まちを守るヒーローを紹介します。

あなたも消防団に入りませんか

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消防団マスコットキャラクター
「ひろピー」


消防団とは

●「自分たちのまちを自分たちで守る」消防機関

 普段は別の仕事などの本業を持つ、地域住民で構成される消防機関です。火災、風水害、地震時に自宅や職場から現場に駆け付け、よく知った地域での経験を生かした消防活動を行います。

●団員の身分は特別職の地方公務員

 災害活動時にやるべきこと、守らなければならないことなどが条例や規則などで定められています。


活動内容

●災害時

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 火災時における放水などの消火活動のほか、風水害、地震時には、救助活動などを行います。

●平常時

 救命講習や防火・防災に関する広報活動、年末特別警戒などを行います。

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救命講習

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広報活動

●動画でも分かりやすく紹介します
PRビデオ「まちのヒーロー消防団」
 オリジナル音楽とダンスによる消防団PRビデオ

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テレビ広報番組「元就。二百万一心!」
 1月7日土曜日(午後9時54分〜9時58分RCCテレビ)放送予定(放送後は下ホームページから視聴可)

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団員は身近な人

 花屋さんなどの自営業者や会社員、学校の先生などさまざまな職業の人が消防団員になっています。市では8区84分団(地域ごとの最小単位のチーム)で約2,400人が活動しています。団員4人に話を聞きました。

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花屋さん
谷澤孝明(たにざわ たかあき)さん(46)
(写真左上)
中消防団千田分団

 平成28年から活動。「子育て世代など、若い人にぜひ入ってもらいたいです。普段は交流のない人とつながりを作れますよ」

■まちの防災に関心
 子どもが同じ小学校に通う、商店街の知り合いから誘われ、まちの防災に関心があったので入りました。みんな責任感が強く、活動への参加が刺激になっています。いろいろな人との交流も生まれました。

■地域行事への参加
 毎月1回の機材点検や訓練、広報活動、年末特別警戒などに参加しています。また地域の「とんど祭」で火の番や消火をし、普段接することのない人とも触れ合えたことが印象に残っています。

■無理のない範囲で参加
 日曜日などに店を開ける関係で、活動に参加できないこともありますが、仕事をしている者同士、事情を理解し合っているため、無理のない範囲で助け合いながら参加できています。


大学生
佐伯若菜(さえき わかな)さん(20)(写真右下)
佐伯里呼(りこ)さん(19)(写真左下)
中消防団

 広島修道大学の3年生と1年生の姉妹。今年度から募集開始した消防団サポーター(こちらを参照)に5月から参加。10月に消防団に入団。

■新しいことを始めたい
若菜さん:大学で消防団サポーター募集のチラシを見たのがきっかけでした。新型コロナの影響で、満足な大学生活ができておらず、新しいことを始めたいと思い、妹を誘って参加しました。

■より発展的な内容にチャレンジ
若菜さん:応急手当指導員の資格を取得して、心肺蘇生の指導をしたいです。
里呼さん:消防の知識や技術を身に付け、大学の友達など身近な人たちに伝えたいです。

■同世代にもぜひ参加を
若菜さん:いざ災害が起きたときにすぐ行動することの大切さを、もっと多くの人に分かってもらいたいですね。
里呼さん:地元に恩返しをしたい。同世代の人とも一緒に活動をしたいです。


会社員
末重宜洋(すえしげ よしひろ)さん(48)(写真右上)
西消防団草津庚午分団

 建築コンサルタント会社勤務。平成29年から活動。多くの活動への参加から令和3年度西消防団の出務成績最優秀賞を受賞。「地域貢献しながら、自分磨きができます!」

■安心して活動できる体制
 町内会の人から紹介され、元々興味があったので入りました。地域の人と交流ができ、消火・救命などの知識も身に付くので役立っています。研修や訓練も充実しており、安心して活動ができています。

■イベントや防災訓練などにも
 主に土・日曜日の会議への参加や訓練などを受けています。その他にも町内会単位での防災訓練や、大型施設での消防イベントなどにも参加しています。イベントでは体験型などの催しを通し、防火・防災の知識を楽しみながら身に付けてもらえるよう取り組んでいます。

■出られる範囲で活動を
 会社には、消防団の活動を理解してもらっています。勤務と出動が重なった場合は、団内で調整し、出られる範囲で参加しています。


消防団Q&A

Q.報酬は出るの?
A.消防団員としての精神的・肉体的負担に報いるための年報酬と、災害活動・訓練などに出務した際の出務報酬があります。また、消防団活動に必要な被服などが貸与されます。

Q.女性にも活躍の場があるの?
A.女性消防団員は、防火訪問、応急手当の普及、寸劇や紙芝居などによる防火防災指導などの広報活動を行っています。また、災害時には避難所の運営支援などの後方支援活動を行います。(市では現在、約150人が活動しています)

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Q.未経験でも大丈夫?
A.消防団員になると、座学と実技の研修を受けます。その後もそれぞれの分団での訓練や、専任の消防職員と連携した訓練を受けます。分団ごとに経験を積んだ団員がいるので、分からないことはその都度聞くことができます。

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座学研修

任務や役割、現場活動での安全管理など

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実技研修

規律訓練や放水訓練、ロープ取り扱い訓練など

Q.現場活動に不安があるのですが・・・
A.消防団の活動には危険が伴う場合があるため、研修や訓練を行い、現場活動に必要な技術、安全管理を習得します。
 また、専任の消防職員とも連携し、最大限安全に配慮して活動しています。なお、消防団活動中に負傷した場合は、公務災害として補障されます。



◆問い合わせ先:消防団室(電話546-3421、ファクス247-1645)

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