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復興のシンボル 広島城

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 原爆による崩壊を経て、戦後再建された広島城天守。当時の人々の思いや、「復興のシンボル」として広島城が果たしてきた役割を紹介します。

◆問い合わせ先:区政調整課(電話504-2543、ファクス541-3835)


崩壊した天守

 天正17(1589)年に毛利輝元が築城してから約360年間、広島の歴史とともに歩んできた広島城天守。昭和20(1945)年8月6日の原爆で、天守は崩れ落ち石垣だけが残りました。
 被爆直後に撮影された写真には、がれきの山と化した天守の材木が写り、原爆のすさまじさを物語っています。

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被爆後の広島城天守
撮影:林重男 提供:平和記念資料館

復興のシンボルとして復元

 戦後、原爆被災からの復興が少しずつ進む中、天守再建の声が高まっていきました。そして昭和33(1958)年の「広島復興大博覧会」に併せて、現在の広島城の天守が外観復元されました。
 復元の際には、木造か鉄筋コンクリート造にするか議論があったものの、新しい時代を象徴する城として、当時火災に強いイメージがあった鉄筋コンクリート造が採用されました。広島復興大博覧会には、50日間で約87万人、1日平均で約1万7000人もの人々が訪れ、大盛況に終わりました。

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復元工事中の様子
所蔵:公文書館

人々の憩いの場へ

 博覧会終了後は、広島の歴史を伝える博物館として生まれ変わり、平成31(2019)年度には年間約33万人が訪れました。広島開基の地にそびえたつ天守は多くの人々を見守っています。


史跡 広島城跡の散策

 史跡内の公園の立ち入りは自由。天守閣のみ観覧料が必要です。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため臨時休館となる場合があります
天守閣観覧料:大人370円、シニア180円、高校生相当年齢180円(土曜日は無料〈祝日・春・夏・冬休み期間を除く〉)、中学生以下無料
天守閣と二の丸復元建物の開館時間:時期により異なるためホームページをご確認ください
休館日:12月6日、7日、29日〜31日
◆問い合わせ先:広島城(電話221-7512、ファクス221-7519)
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