暮らしの困り事を地域で解決します
人とのつながりが欲しいと思ったときや、日常生活でちょっと困ったとき、気軽に立ち寄り、相談できる場所はありますか?
こうした悩みを持つ皆さんを手助けするために活動している区内団体の一つを紹介します。
◆問い合わせ先:地域起こし推進課(電話821-4904、ファクス822-8069)
写真1:芋掘りの様子
写真2:草刈りの様子
農園でのつながりづくり
安芸区畑賀で活動している団体「里山ワッショイ」は、休耕田を地域住民の交流の場として役立て、農業体験や食品販売会を開催しています。
特に、毎月第4土曜日に開催する「くま農園」には多くの親子連れが参加します。季節に応じた旬の野菜の植え付けや収穫を行い、参加者からは「自然に触れられて子どもたちが見たことのない笑顔になった」との声が寄せられています。(写真1)
「困ったな」をお助けします
また、里山ワッショイは畑賀地区周辺家庭のちょっとした困り事の手助けをしています。草刈りや庭木剪定、電球交換などを有償で行っています。(写真2)

代表の熊野和雪さん(上写真)は「高齢者世帯から、困り事を相談する場がないとの声を受け、この取り組みを始めました。地域の顔の分かる人がお手伝いをします。気軽に相談してもらえたら」と話します。
「里山ワッショイ」に込めた思い
里山ワッショイは、2017年に熊野さんが中心となって立ち上げた団体です。熊野さんは、「自分たちが子どものころから触れてきた山や川、海といった地域の自然。今の子どもたちは、こうした自然に触れる機会が減っているのではないか。少しでも自然の中で遊んでもらえたら」とその時の思いを語ります。
子どもたちが自然に触れる様子を通じて、親世代にも自然の良さを実感してもらい、地域のつながりを深めたいとのことです。
「農業体験や困り事の解決を通じて、互いにつながり支え合える地域を目指しています。取り組みの趣旨に賛同した有志と思いを共有し、活動の輪を広げていきたいです」と熊野さんは語ります。
区では、この取り組みを応援するため活動内容をホームページに掲載しています。一緒に活動したい人は、ぜひお問い合わせを。
市ホームページは
こちら
◆問い合わせ先:里山ワッショイ(電話827-0101)
暮らしの不安をなくす助けに
近年の人口減少や高齢化などにより、地域の結びつきが弱まっています。暮らしの中の困り事を地域で解決し、安心して生活できるまちづくりの仕組みの一つとして「協同労働」があります。
今回紹介した団体は、市の支援を受けて、この「協同労働」の仕組みを利用して活動しています。
あなたも活動してみませんか
地域課題の解決のため、同じ思いを持つ仲間が集まり、支援の対価を得て活動をする「協同労働」のような仕組みを利用して、あなたも活動してみませんか?興味のある人は学習会にご参加を。
◆日時:6月4日土曜日午前10時〜正午
◆会場:安芸区民文化センター
◆内容:「地域に役立つ仕事起こし」学習会
・まちづくりのための「協同労働」の仕組みを学ぶ
・市内で活動している団体の話
◆申し込み方法:電話で協同労働プラットフォーム(電話554-4400)へ。先着30人