特集/安心・安全に自転車を利用するために
知っていますか? 自転車のルールと盗難対策
2.自転車の盗難対策
駐輪時は必ず鍵を掛けて
市では、昨年、1,168件の自転車盗難被害が発生しています。鍵を掛けていない自転車は特に盗難に遭いやすく、自転車盗難全体の40%が住宅(主にマンション・アパートの駐輪場)で被害に遭っています。短時間の駐輪や自宅での駐輪でも必ず鍵を掛けるようにしましょう。
県内の自転車盗難状況(令和3年)
施錠の状態
被害の66%が無施錠。壊されやすい錠(下記)も要注意
被害防止のポイント
●「ちょっと」の短時間でも、自転車から離れるときは必ず鍵を掛ける
●ディンプルキー式リング錠など丈夫で壊されにくい錠(下記)に交換する
発生場所
被害の40%が住宅(主にマンション・アパートの駐輪場)で発生
被害防止のポイント
●自宅でも自転車から離れるときには必ず鍵を掛ける
●マンションや駅の駐輪場など自転車が多く置かれている場所では、特に持ち去られないように建物の柱などにワイヤー錠などでツーロックする
被害者の年齢
被害の39%が13~19歳
被害防止のポイント
●通学・通勤で急いでいても確実に鍵を掛ける
●短時間でも、路上などに駐輪せず、管理の行き届いた駐輪場を利用する
※駐輪場について詳しくは
市ホームページで
interview(インタビュー)
鍵を掛けていなかったばかりに自転車が盗難に

広島県警察 生活安全総務課
池岡晴樹さん
ちょっと止めるだけ、自宅の敷地内だから大丈夫などの油断や、うっかり忘れてしまうなどの理由で鍵を掛けていなかったばかりに大切な自転車が盗まれています。短時間の駐輪であっても必ず鍵を掛けるようにしましょう。
また、駐輪するときは、路上に放置せず、駐輪場を利用しましょう。防犯カメラが設置され、屋内や塀で囲まれるなど、できるだけ防犯対策が整った駐輪場を選ぶようにしましょう。
壊されにくい錠に交換、ワイヤー錠でツーロックを
必ず鍵を掛けることが盗難防止の大前提。壊されやすく開錠されやすいプレスキー式から、丈夫で開錠されにくいディンプルキー式などの錠への交換や、ワイヤー錠などでツーロックすることで、さらに盗まれにくくなります。
●壊されにくい錠に交換
プレスキー式リング錠

キーを押し込んで開けるタイプ。錠が構造的に弱く開錠されやすい
ディンプルキー式リング錠

鍵の表面に丸いくぼみがあり、構造が偽造しにくいため防犯性が高まる
●ワイヤー錠などでツーロック

犯人が開錠する手間を増やすことで防犯性が高まる