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広報紙「ひろしま市民と市政」

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郷土資料館で知る
広島の昔の暮らし

 印象的な赤レンガ造りの広島市郷土資料館(南区)は、大人も子どもも楽しめる博物館です。広島の歴史資料を展示・紹介するとともに、さまざまなイベントを開催しています。

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1.今から約65年前、昭和30年ごろの茶の間と台所を再現
2.洗濯道具の変遷
3.米作りに使用していた道具
4.かつて同館が缶詰工場だった頃に製造されていた牛肉缶詰の缶
5.カキ船で使われていた道具(1.2.3.5.は、常設展示。4.は同館蔵。現在未展示)
6.2月6日日曜日まで開催の企画展「似島と金輪島-軍用港を支えた二つの島」の展示写真 昭和20(1945)年8月8日米軍撮影(個人蔵)
7.同展示写真 陸軍運輸部 金輪島工場 昭和6(1931)年(個人蔵)

元は、陸軍の缶詰工場

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宇品陸軍糧秣支廠絵葉書 「缶詰工場」(郷土資料館提供)

 同館の建物は、陸軍に補給する食糧などを調達・製造する「宇品陸軍糧秣支廠(りょうまつししょう)」の缶詰工場として明治44(1911)年に建てられ、今年で110年目を迎えました。工場部分の南正面側約3分の1の外観をそのまま保存し、昭和60(1985)年から郷土資料館として活用されています。

見て、体験して、実感

 常設展示室では、カキ養殖などの広島の地場産業や、昭和30年代前後の生活スタイルの変化が分かる、昔の広島の暮らしなど、見て実感できる資料が多数紹介されています。
 また、年中行事や遊び、物作りなどの体験教室、郷土史講座やフィールドワーク、スタッフが時間をかけて作り上げる企画展など、興味深い催しがいっぱいです。

概要
◆場所:南区宇品御幸二丁目6-20
◆時間:午前9時〜午後5時(入館は午後4時半まで)
◆休館日:月曜日(12月・1月は火曜日も。祝日と重なった場合は開館、直後の平日が休館)、12月27日〜1月4日 
◆入場料金:大人100円、高校生相当年齢・シニア(年齢を確認できるものを持参)50円、中学生以下無料
◆駐車場:13台

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爆風で折れ曲がった鋼鉄製の梁(はり)

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 被爆建物である同館は、被爆時に火災や建物自体の倒壊は免れたものの、爆風によって窓ガラスは割れ、北側の屋根を支える鋼鉄製の梁が全部下向きに折れ曲がるなどの被害を受けました。想像を絶する原爆の威力と悲惨さを今も後世に伝えています。また同館は、市内に残る数少ない明治期の近代洋風建築物。建築技術や意匠が優れているなどの点から、市重要有形文化財に指定されています。

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郷土資料館のパノラマ写真

◆問い合わせ先:同館(電話253-6771、ファクス253-6772)

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