特集/ご注意ください!
特殊詐欺被害が増えています
近頃増えている還付金詐欺の例

もしもし、役所ですが、保険料の還付金があります。通知が届いていませんか? 今日までなら、ATMで手続きできますので、すぐにATMに行って手続きをしてください。
※1

えっ! お金が返ってくるの!? 急いで手続きしなくちゃ。
でも、ATMはよく分からないし、どうしよう…

大丈夫ですよ。キャッシュカードと携帯電話を持ってATMへ行ってください。着いたら、こちらに電話してください。

ATMに到着したぞ。よし、電話して教えてもらおう!
もしもし…

それでは、こちらの言う通りに操作してください。登録番号として、498765を押してください。
※2

はいはい。「4・9・8・7・6・5」と。

では、こちらから振り込みますので、「振込」のボタンを押してください。

「振込」と。
後日、通帳を記帳してみると…

49万8765円が、いつの間にか引き落とされているじゃないか!
は? 知らない口座に振り込んでいるぞ!?
そもそも、ATMで還付金の手続きはできません!
覚えておこう!

ATMの機能を知らない人は、犯人の言うとおりに操作すれば「還付金が振り込まれる」と思ってしまいます。しかし、そもそもATMでは還付金を受け取る手続きはできません(書類による手続きや本人確認が必要です)。
犯人は、あなたの口座に還付金を振り込むような口ぶりでATMを操作させ、あなたの口座から、犯人の口座にお金を振り込ませます。
※1 「今日まで」「すぐに」などの言葉で焦らせ、家族などに相談する時間を与えず、とにかく急いで手続きをするように迫ります
※2 ATMで振り込みできる1日の上限額である50万円ギリギリの金額を、「登録番号」などと言って、押させます