被爆者から若者へ
平和への思いをつないでいく
昨年の被爆75周年に始まった、若者が主体となって企画・運営をし、平和のメッセージを発信するイベント「Peace Night Hiroshima」を今年も開催します。

(写真
6以外は昨年のもの)
1.被爆者から若者へ「光のバトン」をつなぐリレー
2.バトンを渡す被爆者代表の切明(きりあけ)千枝子(ちえこ)さん
3.エリザベト音楽大学の大学生・大学院生による演奏
4.若者による平和宣言を見守る松井市長と来場者
5.SNSを活用した広報の準備をする学生ら
6.今年の企画を話し合う実行委員会のメンバー
Peace Night Hiroshima
(ピース ナイト ヒロシマ)
11月27日土曜日午後5時半〜6時
【場所】平和記念公園
天候や新型コロナウイルス感染症の感染状況によっては、日時や場所などが変更になる場合があります。開催状況はホームページをご覧になるか、事前にお問い合わせください。
ローマ教皇来訪がきっかけ
2019年11月24日。38年ぶりにローマ教皇が広島を訪問し、日没後の荘厳な雰囲気の中、平和に向けたメッセージを発信しました。その雰囲気に感銘を受けた中学生から大学生までの若者が、平和への願いを発信する新たなイベントを企画し、昨年11月に平和記念公園で「PeaceNightHiroshima」を開催。多くの来場者が見守る中、平和への思いを新たにしました。
若者主体で企画・運営
「PeaceNightHiroshima」の最大の特徴は、若者が主体となって行うことです。
昨年は、「バトンをつなぐ」というテーマの下、当日発表した平和宣言の起草や動画の作成、SNSによる広報や出演者への交渉など、実行委員会に参加した若者自らが企画を考え、運営しました。
今年も市の公募などで集まった30人の若者が、準備を進めています。昨年から引き続いての参加となる広島なぎさ高等学校2年生の首藤(すとう)有葉(あるは)さん(下写真)は「昨年は、広島に住む若者としての存在意義を考えるきっかけとなりました。私たちが日々普通に暮らせているのも平和があるから。平和の在り方について真剣に考え、発信し、次の世代へ継承していくことが、私たち若者の使命だと感じています」と話します。若者の声に耳を傾け、平和について改めて考えてみませんか。
持続可能な世界に向けた平和的な変革のためのビジョン(PXビジョン)
平和首長会議では、今年7月に世界恒久平和の実現に向けて同ビジョンを策定。世界の8,000余りの同会議加盟都市は、ビジョンの3つの目標(下記)の下、2025年までの行動計画に掲げる取り組みを推進していきます。
「PeaceNightHiroshima」は、下記3の目標を推進するために、今年から市で始まる平和文化月間のイベントの一つです。
1.核兵器のない世界の実現 |
国連・各国政府とりわけ核保有国とその同盟国に核兵器廃絶に向けた行動を要請することにより、為政者の政策転換を促す |
2.安全で活力のある都市の実現 |
市民の安心・安全をより確かなものとするため、地域ごとに異なる多様な課題に取り組む |
3.平和文化の振興 |
市民が平和について考え行動する平和文化を市民社会に根付かせ、平和意識を醸成する
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◆問い合わせ先:Peace Night Hiroshimaについては平和推進課(電話242-7831)、
PXビジョンについては平和首長会議運営課(電話242-7821)、
ファクスは共に(ファクス242-7452)