秋から冬は、空気が乾燥し、気温が下がることから、季節性インフルエンザや感染性胃腸炎が流行しやすい季節です。この時期から新型コロナウイルス感染症との同時流行に備え、感染予防対策をしっかりと行いましょう。
◆問い合わせ先：地域支えあい課（電話504-2528、ファクス504-2175）

部屋の換気を行いましょう


人がよく触る所はこまめに消毒しましょう


テレワークや時差出勤で感染リスクを減らしましょう


手が洗えないときは、手指消毒剤を活用しましょう


　全国的に新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、今なお感染者が多く発生しています。現在、区の感染者数は減少傾向にありますが、昨年は11月ごろから感染者数が増加しています。冬へと向かうこの時期、新型コロナウイルス感染症拡大に注意が必要です。感染リスクを減らすため、改めて日常生活の中で感染症拡大を避ける行動を再確認しましょう。
　また冬はインフルエンザや感染性胃腸炎の流行シーズンでもあります。昨年、感染者数は減少していましたが、高齢者や基礎疾患のある人は引き続き注意が必要です。こうした感染症も新型コロナウイルス感染症も主な感染経路はともに飛沫(ひまつ)感染と接触感染です。新型コロナウイルス感染症対策として推奨されている「室内でのマスク着用」「人との距離を取る」「手洗い」「換気」がそのまま他の感染症の対策になります。引き続き対策を続けましょう。
　他にも例年11月から2月にかけて、ノロウイルスによる食中毒が多発しています。ノロウイルスは感染力が強く、食中毒など集団発生を起こしやすいため注意が必要です。ノロウイルスはワクチンがなく、治療は水分・栄養補給などの対症療法に限られるので、予防対策が重要です。

医師にインタビュー

中保健センター 富安真紀子医師

　新型コロナウイルスに限らず、感染症対策の基本は「こまめな手洗い」です。不潔な手で目や鼻を触らないのも大事なポイントです。「十分な栄養」「適度な運動」「規則正しい生活」に気を付けて免疫力をアップさせ、寒い季節を元気に乗り越えましょう。