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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和3年8月1日号トップページ区版東区 > 訪れてみませんか 被爆建物・被爆樹木

訪れてみませんか 被爆建物・被爆樹木

  原爆投下から76年目の夏、友人や家族と平和について考えてみませんか。
 市には、甚大な被害を受けながら、今もなお、被爆の実相を伝えている被爆建物が86件、被爆樹木が160本登録されています。今回は、区内の被爆建物や樹木を紹介します。

◆問い合わせ先:地域起こし推進課(電話568-7704、ファクス262-6986)

被爆建物・樹木マップ
★地図上の番号は表の番号を示しています
写真

被爆樹木(区内)

番号 樹木名 所在地(爆心地からの距離)
@ イチョウ クロマツ ソテツ 二葉の里2-6-25(1,780m)
A クロマツ イチョウ クスノキ 二葉の里2-5-11(1,810m)
B クスノキ 二葉の里3-2(2,040m)
C シダレヤナギ 牛田本町1-10(2,050m)
D イチョウ 牛田本町1-5-29(2,160m)

被爆建物(区内)
番号 建物名 所在地(爆心地からの距離)
鶴羽根神社・手水舎 二葉の里2-5-11(1,810m)
東照宮 二葉の里2-1-18(2,100m)
安楽寺 牛田本町1-5-29(2,190m)
尾長天満宮 山根町33-16(2,600m)
10 國前寺 山根町32-1(2,600m)
11 旧濾過(ろか)調整池上屋 牛田新町1-8-1(2,770m)
12 広島市水道資料館 牛田新町1-8-1(2,800m)
13 観音寺 山根町14-1(3,260m)
14 不動院 牛田新町3-4-9(3,900m)
15 覚法寺 矢賀2-3-13(3,960m)
16 熊野神社 矢賀3-9-16(4,150m)
17 JR貨物広島車両所 矢賀5-1-1(4,250m)
18 萬休寺 中山東3-3-3(4,600m)
19 狐瓜木(くるめぎ)神社 戸坂くるめ木1-1-20(4,980m)

その他の被爆建物・樹木については下の二次元コードから
qr

安楽寺本堂・大イチョウD)

 安楽寺は、爆心地から約2kmの場所にあります。原爆の爆風によって屋根や壁は損壊し、骨組みだけになりましたが、大きなイチョウの木が爆風の壁になり、本堂の焼失を免れました。
修繕された本堂が現存しており、当時のなごりで、本堂の柱はやや北に傾き、南東側には、被爆当時の焼け跡が残っています。
 平成2年に山門を建てる時に、このイチョウの木のために山門の屋根に穴が開けられました。そのおかげで、イチョウは、今も元気よく枝葉を伸ばして、お寺を見守ってくれています。
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水道資料館12)

 この建物は、大正時代に建てられ、原爆の被害を受けた送水ポンプ室を改修したものです。現在は、安全でおいしい水が届けられる仕組みや、原爆投下後も一時も断水することなく、広島のまちに命の水を送り続けた歴史などについて学べる資料館になっています。
 夏休み期間(7月21日〜8月31日)中は、毎日開館しています。家族で訪れて一緒に学び、夏休みの自由研究のテーマにしてはいかがでしょうか。
◆開館時間:午前9時〜午後5時(入館は4時半まで) ◆入場料:無料
◆問い合わせ先:水道局企画総務課(電話511-6808、ファクス221-5320)
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被爆クスノキB)

 二葉の里第二公園のクスノキの大木(18m)は、原爆投下時と変わらず、今も同じ場所に立っています。この場所は当時、軍隊の訓練が行われる練兵場で、原爆投下後は、たくさんの負傷者が逃れてきました。
 現在は公園になり、訪れる人たちの憩いの場になっています。写真

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