●多くの人に知ってもらえれば

江波地域福祉推進委員　堂本澄子さん

　安全・安心に暮らせるまちづくりを目指し、江波地区では高齢者地域支え合い事業「ご近所ネット江波」を立ち上げて今年で4年になります。登録者数は現在51人です。以前、登録している人が気分が悪くなって倒れた時、見守りで登録している「声かけさん」（見守り協力員）からの情報などで、救急車、ご親族の人などにスムーズに連絡を取ることができました。「自分はまだ大丈夫」と言う人も多いですが、登録しておけば何かあったとき、迅速に対応することができます。特に江波地区は高齢者が多いので、1人でも多くの人に登録してもらえればと思います。

●外出できないコロナ禍だからこそ

江波地域包括支援センター　奥田郁子さん

　コロナ禍で人との交流ができず、孤独感や不安を感じる人が増えています。その中で、サロンなどで顔見知りになった人に見守り協力員を依頼して登録したり、お互いさまで登録する人が増えています。地域で気に掛け合い安心感が生まれているのを感じ、温かい気持ちになります。こんな時だからこそ地域のつながりの大切さを感じます。